テーブルマナーって難しいですよね。リッチな男性とのデート前に、テーブルマナーを知っておきたいところ。最上級でのマナーなら、夜景を一緒に楽しみたいと思うのがほとんどだと思います。
今回は交際クラブ・デートクラブで使える、リッチな男性の前で恥をかかないテーブルマナー、そして最上階の夜景を見ながらデートを思いっきり楽しむポイントについてご紹介します。
基本的なテーブルマナーを覚えよう！
まず席に着く時は、必ず席の左側から座るのがマナーです。
退席の際も左側からになります。バッグが小さいものなら、背中と椅子の背もたれの間へ置きましょう。背中側にバッグを置くと椅子に浅く座ることになるので、姿勢が悪くならないよう気を付けてください。一方で、少し大きめのバッグは自分の左側の足元へ置き、お店の方の邪魔にならないように配慮しましょう。メニューをオーダーした後で食前酒や前菜が運ばれてくる前まで、ナプキンは二つに折って、輪になった部分を手前にして膝にかけます。カトラリーはショープレートを中心に見て右側がナイフで左側がフォークになっているはずです。
このナイフとフォークは外側から順番に使っていくことが鉄則！フルーツやデザート用のカトラリーは、ショープレートの上側に置いてあるものを使いましょう。グラスは飲み物によって分けられます。
食事中にカトラリーを皿に置くときは、八の字に置くようにしてください。自分のハンカチやティッシュを使うのは、ナプキンが汚くて使えないというサインになりますので、原則使わないことをおすすめします。途中で退席する場合は、デザートに入ってからにしましょう。そのときに、ナプキンをきちんと畳まず無造作に椅子の上へ置くと退席していないと伝わります。
食事が終わったら、ナイフとフォークを揃えてお皿の右下へ置きましょう。ナプキンを綺麗に畳むのは一見良いことのように思えますが、実はこのマナーは料理が美味しくなかったというサインです。料理が美味しかったらナプキンは綺麗に畳まず、テーブル右側へ無造作にグシャグシャと置くようにしましょう。
フルコースの食べ方で気をつけることは？
基本的にフルコースではカトラリーを順番通りに使って、料理を召し上がっていきます。
まず前菜は、彩りがよくて味付けも様々なものが、少しづつ組み合わさっている華やかな料理です。カナッペなどは手で摘んで食べても問題ありません。スープはスプーンを手前から奥へ動かして掬ってください。もしスープの残りが少なくなったら、皿の手前を持ち上げて傾けて、スープを奥の方にまとめて掬いやすくしましょう。スープが熱いからといってフーフーと息を吹いたり、音を立てて飲むのはお行儀が悪いマナーです。カップスープは初めスプーンでいただき、少なくなってスプーンで掬えなくなったら、取っ手を両手で持ちながら飲むようにしましょう。一方で、パンはスープと一緒に出されます。スープと一緒に食べたいところですが、パンはスープを飲み終わってから食べましょう。パンは、手で一口大にちぎって構いません。そのパンに少しずつバターを乗せていただきます。
メインディッシュになる魚料理は、フォークで魚を押さえて上身をはがして、皿の手前に移して左から一口大に切ってください。その上身を食べたら骨の下にナイフを入れて、皿の奥に外した骨を置き、下身をいただきましょう。このときは魚を裏返したいところですが、マナー違反になるので気を付けてください。肉料理も魚同様に端から食べやすい大きさに切って食べるのがルールです。骨付き肉はフォークでしっかりと肉を押さえて、骨に添わせながらナイフを入れて骨と肉を切り離しましょう。
ソルベはメインディッシュの後に出されるお口直しの料理です。その後はデザートのケーキが出されますが、固いものはナイフで、一方で柔らかいものはスプーンで切るのがマナー。ケーキのあとにはコーヒーか紅茶が出ます。砂糖やミルクを入れてかき混ぜたあと、スプーンはカップの向こう側に置きましょう。
マナーに囚われすぎに注意！
テーブルマナーは一見難しいルールが多いように思えるので、それをひとつひとつクリアしていくために気を遣うこともあるはずです。
特に最上階で味わうディナーとなると、しっかりしておかないと…と同席したことに責任を感じることもあるでしょう。もちろん美しいマナーを身に付けてフルコースをいただくことは、ディナーに誘ってくれた相手にもレストラン側にも好印象を与えますが、自分はテーブルマナーのことでいっぱいいっぱいで食事を美味しく食べられなかった…ということになりかねません。せっかく滅多にいただけないフルコースを夜景が見えるレストランでいただけるんです。冷静に考えるとラグジュアリーな体験をしていると思いませんか？テーブルマナーも大切ではありますが、まずは見て楽しむ、そしてしっかりと味わうことも大切です。
それに、きっとそういうラグジュアリーなディナー体験は、記念日や誕生日など貴方と相手にとって特別な日ということになるでしょう。特別な日なのにテーブルマナーで頭がいっぱいになっていたら、後々考えたときにディナーも時間ももったいなかったと後悔するかもしれません。最上階からの眺めとなると、普段は見慣れない街並みの景色が広がっているので、ぜひその場でしっかりと目撃しておきたいところ。宝石のように輝く街並みは、美しく盛り付けられたディナーのフルコースをより良いものにさせます。贅沢な体験として思い出に残したいと願う相手の思惑も汲んであげることは、もしかしたらテーブルマナー以上に必要なポイントになるかもしれません。美しいテーブルマナーを身に付けていても、楽しくない素振りを見せてしまったら相手に失礼です。とにかく自分が素敵な体験をできるようにするようにしましょう。
まとめ
リッチな男性は社会的に成功している人が多く、テーブルマナーを伴った接待にも繰り返し参加しています。そのため、貴方のテーブルマナーが正しいものか注視していることもありますが、それ以上に自分が後悔しないラグジュアリーなディナーを頂けているかということに重きをおくことが大切です。
少しマナー違反しても、楽しめていたら相手も見逃してくれるでしょう。
