テーブルマナー講座
デートで気をつけたい大事なマナーはいくつかあると思います。
話し方、聞き方、服装、時間を守る、相手に合わせるなど、最低限のマナーを心掛けて過ごすのはもはや当然の事のように思います。
大事な相手だからこそ、お互いに配慮し合い、初めてなら良い印象を持ってもらい次につなげる。それこそが、お互いを知り合う為のデートの基本ともいえます。
だからといって相手に遠慮ばかりしていては、きっと疲れてしまいますので、マナーは最低限を遵守することに留めていきましょう。
マナーとは女性だけに言われることではありません。勿論、男性にもしっかりと覚えて欲しいと思います。
今回は、デートでは避けては通れない、テーブルでのマナーの基本からのご紹介です。
デートでなくても、披露宴やパーティなど、テーブルマナーが必要な場面は多く、大事な場面であるほど、何気に緊張してしまいがちです。
基本を知っていればどんな場面でも使えますので、知識を身につけましょう。
●お出かけ前に
・香水はほどほどに、お料理は香りも味わうものです。相手の為にも、せっかくの美味しいお料理を存分に味わう為にも、ほどほどにするのがマナーです。
・髪型にも気をつけましょう。食事中に髪を触っているのはNGです。
また、長い髪のひとはきちんと束ねておき、お料理に付いてしまうのを避けましょう。
●レストランについたら
案内係の誘導に従い、女性を先に、男性がその後に続きます。レディファーストです。
案内係が先にイスを引いてくれた方が上席で、この席は女性です。
その日、もてなしを受ける人は上席になります。
ウエイターの手助けがない時は、男性がイスを引いてあげましょう。
椅子にかける時は左側から入り、足は組まないようにすると綺麗です。
●着席したらテーブルウエアのマナー
・ナプキンの使い方
ナプキンがテーブルに置かれていますが、すぐに広げるようなことはNG、主賓が広げてから広げるようにするか、オードブルが運ばれてくる直前に広げるのが良いとされています。
縫い目を内側にして二つ折りにし、輪の方をお腹がわにして、膝の上にのせます。
食事中、ワイン等を飲むときにグラスの縁を汚さないように
唇を拭ったりするためのものなので、唇が汚れたら、ナプキンの折り返した裏を使って拭きます。
自分のハンカチやティッシュペーパーを使うと失礼になります。また、ナプキンでテーブルを拭いたりしないようにしましょう。
グラスが汚れたら、親指でさりげなく拭いてその指の汚れはナプキンでふきとりましょう。
口紅を濃くつけてきている場合、席に着く前に軽く拭き取っておくといいかもしれません。
・中座、退席するときナプキンはどうするのか?
中座するときは、椅子にポンと無造作に置く。
退席するときは、料理に満足できなかったら、ナプキンを折り目正しく折ったものを置きます。
満足できたら、かるく適当に折ってテーブルの左上に置きます。
これは、料理が美味しくて、ナプキンにまで気がまわらなかった。という意味になります。
●料理・飲み方、食べ方
・スープ
音を立てずになるべく流し込みます。吸い込むと音がするので注意が必要です。
・パン
スープを飲み終えた後に、一口大にちぎって、食べましょう。
ちぎった分を左手にもって、右手でバターをつけます。左利きの場合はその逆でいきます。
大きいままにバターを塗りつけたり、ナイフで切り分けたり、かぶりついたりするととても品がありませんので気をつけましょう。
・メインディッシュ
ナイフやフォークは並べてある両端から使い始めます。
食事の途中では、ナイフとフォークを皿の上に八の字に置きましょう。
食べ終えたときは、両方を揃えて、ナイフは刃を手前に向けて、フォークは背を下側にして、皿の右側に置く(4時半)といいでしょう。
・うっかり落としてしまったら。
あわてずに、ウェイターを呼んで取り替えてもらってください。
自分で拾ってしまうとこれもまた、マナーとしてはNGとなってしまいます。
・肉料理
肉の左端をフォークで押さえ、一口ずつ食べる分を切り、左手のフォークで口に運びましょう。
・ローストチキン
フォークで肉の左端をおさえ、
骨にそって肉の中央部にナイフを入れます。骨と肉を分け、骨を皿の向こう側に置きます。
肉を一口大に切って食べましょう。
・魚料理
魚用ナイフは鉛筆持ちをしましょう。
フォークで魚の頭の方をおさえます。骨にそって左から右へナイフを入れて、表の身を骨からはずします。
表身を食べ終えたら、ナイフを骨と裏身の間に左から右へ並行に入れて骨から身をはずします。
はずした骨は皿の向こう側におき、表身と同じ要領で食べます。
魚を裏に返して食べるのはNGですので気をつけましょう。
● 音
洋食では音を立てるのはタブー。ナイフやフォークをガチャガチャ言わせたり、クチャクチャと音を立てて食べないようにします。和食ではそばはすすって食べるなど、場合によってはOKですが、基本的にはどの料理でも音は立てないように心がけましょう。
● 指先まで気をつかいましょう。
箸やカトラリーなどを持つ指先は案外見られてます。爪やネイルのお手入れはきちんとしておきましょう。
マナーを覚えればもっと楽しいお食事デートが出来ると思います。
次回にも繋げられるようにしっかりと身に付けておきましょう。