理想の相手
それまでは、なんとも思わなかった人なのに、ふとしたことで急にその人のことが気になってしまうということがあります。
近くにいるだけで、その人のことが気になってしょうがなくなってしまうのです。
そして、さらに近づいていくとドキドキしてきて心臓の高鳴りが抑えられなくなるという事態に陥ってしまうのです。
それはある日突然おとずれる
それまでなんとも思わなかった人に対して、そのようなことが起きた場合、それは間違いなく一目ぼれに近い症状と考えていいでしょう。
出会いから始まって、その人のことが徐々に好きになっていくのが普通の恋愛なのかもしれません。しかし、その徐々にという時間が急激に訪れるのが一目ぼれということですね。
それでも、不思議なのは、それまでずっと面識のあった人なのに、ある日突然一目ぼれに似たような気持ちになってしまうことです。
それはいったいどうしたことでしょうか。
どうして好きになったのか
どうして、好きになったのでしょうか、その胸のドキドキ感はどこからくるのでしょうか。
自分では、そういったことが説明ができないということがよくあるのです。
それでも、自分の中でそれまでに理想の相手というのができている場合、そこに出会った相手がピッタリとはまった場合どうでしょうか。
それこそが一目ぼれといってもいいでしょう。
それまで、それこそ毎日会ってきたのにある日突然、その人のことが気になるというのも、自分の潜在意識の中にその人がすっと現れてたということなのです。
そういった意味では自分の理想に近い人が、一目ぼれの対象になると思って間違いないのかもしれません。
ここで、気をつけなくてはいけないのは自分が一方的に相手のことが好きになった場合です。
そういった場合、二人の気持ちに温度差があるのは当然だからです。
相手に、つきあっている人がいるかもしれません。それを押して強引につきあってくださいというのか、それともあきらめるのか…。言うなれば人生の岐路に立っているようなものですね。しかし、そこであきらめていたら、それ以降の恋愛もうまくいかないでしょう。
一目ぼれした相手から自分がどのように見られているのか、そのときに少しだけ冷静になって考えてみる必要があります。
相手が仮に他の誰かとつきあっていても、とにかく自分の気持ちを相手にぶつけてみるほうが成功の可否にかかわらずすっきりするものです。
一目ぼれからの告白
街ですれ違った人に一目ぼれということもあるのかもしれませんが、こういった場合、よほどのことがない限り、例えばその場で呼び止めて、相手に告白するくらいのことをしないとその一目ぼれは文字通り一目ぼれだけで終わってしまいます。
街ですれちがっただけなのですから、それ以降二度と会うことはないからです。
一目ぼれもその場限りで終わってしまうのですから、後で後悔しないためにも呼び止めて告白してみるのもいいでしょう。
しかし、恐らくうまくいかないですね。一目ぼれというのを実際に体験した人でなければ、その人の心理がわからないからです。
ですから、自分が一目ぼれをして告白したからといって、告白した相手が自分に対して好意を抱いてくれなければ、それこそ相手も同じように一目ぼれに近い感情を持ってくれなければ、断られてしまう可能性が高いのは言うまでもありません。
街のすれ違いざまでの一目ぼれというのでしたら、その恋が成就することはまずないといってもいいでしょう。しかし、そこで敢えて相手を呼び止めて告白してみるのです。
やってみなくてはわからないという考えもあるのですが、そのときの自分の感情に素直になって打ち明ける勇気がある人でしたら、たとえその一目ぼれでの告白が失敗に終わったとしてもすぐに次の出会いがあることでしょう。
そのときも一目ぼれでの告白になるかもしれませんね。そのような積極性があること、自分の気持ちに素直になれる感情があるのでしたら、すぐにでも例愛相手が見つかりそうです。
通勤電車での一目ぼれは確率が高い?
一目ぼれをして、その恋が成就する可能性が高いのは通勤電車の中ではないでしょうか。
平日の決まった車両に乗るようでしたら毎日その人の顔を見ることができるからです。
こちらはずっと前から知っていても相手がこちらを認識していなければ初対面と一緒なのですが、それでも毎日相手の顔を見ていることで募る思いを断ち切れずいつしか、告白をするということも当然アリなのです。
これは、街ですれ違う一瞬よりも成功確率はグンと上がりそうですね。
街中での通りすがりよりも通勤電車で毎日見ているほうが相手に対する気持ちについて、自分の気持ちを整理する時間はたくさんあります。出会いから愛の告白をするまでの期間に似ていると言ってもいいでしょう。
もっとも、できることでしたら、告白をするまでに顔なじみ、毎朝挨拶をする程度の関係になっていることが望ましいですね。
一目ぼれというのは、すでに相手のことを好きになっているということです。
ですから、あふれ出る感情をできるだけコントロールしてマナー良く告白したいものです。