言葉の持つ力
他のどのような言葉よりも恋人からの言葉が強い意味を持つことがあります。
ときには元気づけてくれ、落ち込んだときには慰めてくれ、人なり影となり支えてくれる恋人からの言葉は何よりも強い力を持っているのです。
他のどのような言葉より
仕事で遅くまでがんばっているとき、他の同僚はすぐに帰っているのを見ると、どうして自分だけこんな目に遭って働かなければならないのかと自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。
人それぞれに能力があり、同じ仕事をするのであっても、時間がかかる人もいます。
一方でさっさと仕上げて帰ってしまう人もいます。
ときとして残業しないと仕事が終わらないのは、その人に能力がないからだとする風潮もあります。そのような様々なことがプレッシャーとなる場合もあって、残業を申告しないケースも多々あることでしょう。もっともそれは自分自身の問題で、俗に言われるサービス残業がどうということにはなりません。それでも、遅くまで頑張って仕事をしている自分を認めてもらいたいという願望もあるのです。
誰でも当然の欲求でしょう。人知れず仕事をしていても、それが報われるのなら頑張れます。仕上げなければいけない仕事が単に能力不足のせいなのでしたら、それにかける時間はやるせないものになります。なによりも気ぜわしくなってさらに仕上げるのに時間がかかってしまうと他の人にも迷惑をかけてしまうことになります。
そのようなとき、がんばってるねという同僚からの一言は嫌みにしか聞こえないこともあります。
しかし、恋人からの励ましの言葉は、当然ですがその限りではありません。
出会いからつきあいが始まり、お互いがなんでも言い合える仲になっているのでしたら恋人からの励ましの言葉はなによりも強い力となるのです。その一言だけで元気がわいてくるのです。
普通の言葉が身に染みる
恋人からの一言が欲しくて、辛い仕事も頑張ることができます。
その言葉とは別に普通の言葉でもまったくかまいません。会社の同僚とも常にかわす言葉となる、お疲れさまという言葉でもいいのです。これは、普通すぎる言葉ですが、こういった言葉でも言ってくれる人によって受け取り方も違ってくるのです。会社の同僚から言われる言葉は挨拶程度のことが多いのです。
客先ではお世話になりますという言葉を使うことが多いのですが、職場内でのお疲れさまという言葉は、客先でのお世話になりますと同義と考えてもいいでしょう。
例えは悪いのですが挨拶代わりということですね。
しかし、これが恋人から言われるのであればまったくニュアンスが違ってくるのです。
意味としては変わらないかもしれません。それでも会社の同僚に言われるのとは、まったく違った受け止め方ができるのです。
それは、二人の出会いから、つきあいがますます深まっていく仲でパートナーがどのようなことを考えているのかといった気持ちがわかってくるようになるからです。そういったことがわかっているので、仕事にがんばっていてパートナーからお疲れさまという簡単な一言を言われただけでも、それが嘘偽りのない真実の声で本当に気持ちを込めて言ってくれていることがわかります。だからこそ、同僚に言われるような挨拶代わりの言葉と違って、心の中に染みこんでくるのです。
そういったことを言ってくれる恋人を持つ喜びをしっかりとかみしめたいところですね。
そうすることで、頑張って仕事に取り組むことができるのです。
恋人からの言葉の意味
頑張っている人にさらに頑張れというのは、鞭を打っているような印象を受けるということで、近年は頑張れという言葉の使い方あるいは使う場面を考えなくてはいけなくなりました。
それでも、人によって言葉の受け止め方は随分と変わってくるのです。
たとえば、頑張っているのにさらに頑張れとパートナーから言われたらどうでしょうか。
パートナーへの愛情が強ければ強いほど、その頑張れという言葉はとても優しい言葉と捉えることができるのです。
ですので、人によって同じ言葉であっても、とらえ方はかなり違ってくると考えていいでしょう。特にパートナーから言われる言葉と第三者から言われる言葉は同じであってもその意味合いはまったく違います。
出会いから、何度となくかけてくれた言葉ですから、どれだけ勇気づけられてきたでしょうか。頑張っているときというのは、気持ちが高揚してやる気が漲っている時ばかりではないのです。切羽詰まってどうしようもないときもあります。
そういったときに、パートナーがかけてくれる言葉は他の人からのどんな励ましの言葉よりも効果的です。それは、パートナーに大きな思い入れがあることは間違いありません。恋人同士ですから当然ですが、当たりまえのことを当たりまえのように言ってくれるからこその価値ということですね。
恋人同士が何故一緒にいるのかというと、お互いが自分にとっての心の拠り所だからです。
それだからこそ、パートナーからの思いやりのある優しい言葉が胸に染みいってくるということですね。