異性に好かれる傾聴のテクニック
合コンや婚活パーティー、交際クラブ・デートクラブなど、最近ではさまざまな「出会いの場」があります。それぞれの出会いの場において、異性同士が親密になっていくことができれば、日本の少子化問題など起きないのですが、なかなかその問題は解決されないようです。
そもそも、今の日本では、個人主義が基本になってしまったこともあり、お互いに遠慮して関係性を維持していくことが難しいのかもしれません。そんな現代社会において、異性に好かれようとすれば、相当の努力が必要です。今回は、気になる異性がいる人や、これから異性とお付き合いを望んでいる人にぜひ覚えてほしい「傾聴」についてご紹介します。
1.傾聴は大きく２種類ある
人の話を熱心に聴く「傾聴」は、大きく分けると２つの種類があります。この傾聴の使い分けが人間関係を結ぶ上では重要です。
２つのうち、ひとつが積極的傾聴、もうひとつがそれ以外の「その他の傾聴」です。
積極的傾聴は、その名の通り積極的に人の話を聞く姿勢のことです。相手の話すことに相づちをして、相手が長い間はなし続けることができるように配慮しながら聞くことが重要です。とはいっても、それが出来ないから人間関係をうまく構築できない場合もあります。
もし、相手の話にうまく乗れないとか、うまく聞いてあげることができない場合は、積極的傾聴が不十分なのかもしれません。
そもそも、積極的傾聴の一番のポイントは相手に自然と話させることです。仮にあなたが、「何でも話して」「話して話して」と寄ってこられたらどんな気分になりますか。最初は安心して話すことが出来るかもしれませんが、しつこく「話して」といわれると良い気分ではありませんよね。
では逆に、自分だったらどんな気分のときにたくさん話をしたくなるかを考えましょう。多くの人の場合、自分に共感してもらえると話をしたくなるとの報告があります。つまり、積極的傾聴はまず共感し、受け止めるところから始めなくてはいけないのです。
その他の傾聴とは「相づち不要」の聞き手であること
では、その他の傾聴とは何かをご説明しましょう。単純に言えば、相手の言い分を無条件に受け入れることであり。自分の意見などを述べたり、相手の主張に反論などしてはいけないというのが「その他の傾聴」です。
例えば「両親は私に暴力を振るうけど、本当は優しいから許してあげたい」と話を聞いたとしましょう。この場合、ＤＶが疑われることもあり、多くの人は両親から離れるように言うでしょう。
でも、このときに相手が求めているのは、自分を助けてほしいということではなく、両親を許してあげたいというその人自身の優しさを褒めてもらいたいのです。ですから、その他の傾聴のテクニックで考えると、相手に「両親から逃げなさい」というよりは、相手を認めてあげる意味で「がんばってるね」「すごいね」という方が共感してもらえるのです。共感が積み重なれば、その分恋愛関係に発展する可能性も高まります。
類似性と相補性を考えて傾聴しよう
そもそも、友達にしろ恋人にしろ、出会ってすぐに仲良くなるというのは難しいことのように思いませんか。初対面の場合は、会話が弾みにくかったり距離を感じてしまったりして、すぐに仲良くなるのは難しいようです。
人と人が仲良くなるには類似性と相補性が必要だといわれます。
類似性はシンプルに「似ている」ということです。例えば、趣味が合う人とは仲良くなりやすいですし、同じ音楽が好きだったり、同じ映画が好きだったりするとそれだけで話が弾みます。これを類似性の法則と呼ぶのです。
つまり、相手との類似点を見つけると仲良くなれるというわけですね。
特に恋愛上手には話題の豊富な人が多いといわれるのもこの類似性が関係します。実際、話題が豊富であればあるほど相手との類似性も見つかりやすいからです。
次に相補性です。相補性とは、足りないものを補い合えるという関係です。
友達同士でも、性格は正反対なのになぜかうまくいっている友達がいるのではないでしょうか。恋愛もそれと同じで、お互いに持っていない能力をパートナーが有していることで、「２人で１人前」の状態になってしまうことで、居心地がよくなってくるというのが相補性のメリットです。特に結婚の場合はこの相補性が重要となってきます。例えば、結婚するときに決断の素早い人同士が結婚すると、よく考えずに夫婦で行動してしまうので人生波乱万丈ということも起こりえますよね。
これが、決断の素早い人と決断の慎重な人が結婚すると、何事にもゆっくりと決断する時間が出来て、人生も穏やかに安定したものになるかもしれません。相補性は、仲良くなってから実際にお付き合いを始めるときには特に重要となってくるので気にしてみてください。
まとめ
傾聴することは、パートナーを求めているときには特にできなかったりします。
自分をアピールしようとするばかりにこだわって、相手のことを聞き逃してしまうことが多くなってしまうからです。
そうではなくて、相手のことをよく理解して、自分との共通点などをアピールする方が、恋愛関係に発展する可能性もアップするのですから、ぜひこの機会に交際クラブ・デートクラブで傾聴を実践してはいかがでしょうか。
