デートマナー(歌舞伎)
日本の伝統芸能に触れる。歌舞伎の楽しみ方
皆さんは歌舞伎に対してどんなイメージを持ってますか?
「日本の伝統芸能」
「言葉遣いが難しくてよく分からない」
「敷居が高い。チケット代も高い」
「顔を白く塗った人が着物で独特な言い回しをする」
人によってイメージは違うでしょうが歌舞伎に敷居が高い、とっつきにくいといったイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし最近は人気漫画である『ONE PIECE』が歌舞伎化したりしている影響からか、客席に若いお客さんの姿も増えてきています。
また歌舞伎界でも若いお客さんを取り込もうと様々な取り組みをしています。
例えば、学生さん向けに歌舞伎の鑑賞教室を開催したり、若手の歌舞伎役者さんがSNSをで情報を流しています。
しかし、交際クラブに登録している女性の中には、当然文学部出身で、伝統芸能に強い関心を持っている女性も多く、男性が仮に関心が無くても、そういう興味を持った女性に今度一緒に見に行こう、歌舞伎について教えてとお誘いすれば、はやりマイナーな趣味ですので、歌舞伎をきっかけに親しくなることもできるのではないでしょうか。
そこで、今回は日本の伝統芸能、歌舞伎の楽しみ方を簡潔に紹介させていただきます。
「歌舞伎って難しそう……」
その気持ち、よく分かります!筆者は友人の誘いで歌舞伎を観るようになってから約一年ですが、初めて歌舞伎を観に行く時は楽しみな気持ちより「歌舞伎のこと全く知らないけど、大丈夫かな……」という不安な気持ちの方が大きかったです。
しかし実際観に行った事によりイメージが変わりました。
確かに演目によっては昔の言葉や、あまり聞いたことない言葉が出てきたりして戸惑うことがあるでしょう。実際、私は意味のわからない言葉が出て着て戸惑うことが今でも多々あります(笑)
ですが歌舞伎役者さんの衣装や豪華な舞台セットを見ているだけでも充分楽しめます。それに生の役者さんは迫力があります。表情、動き、実際に見るとその力強さに圧倒されるでしょうし、何となくストーリーも掴めると思います。
それでも「物語のあらすじが分かってないと不安」という方は事前に物語のあらすじを調べておくと、より深く歌舞伎の世界に没頭できるでしょう。
チラシやホームページを見ると大抵あらすじが載っていますし、客席の入り口の前などでイヤホンガイドの貸し出しも行なっています。
このイヤホンガイドとは、舞台の進行に合わせてあらすじ・配役・衣裳・歌舞伎の独特な決まりなどを、タイミングよく音声で説明してくれる歌舞伎初心者の方にオススメのアイテムです。
また入口に入ってすぐの場所で『筋書(すじがき)』と呼ばれるパンフレットを販売しています。より深く物語を知りたいと思ったら買ってみましょう。観劇の記念にもなります。
どんな服装で行けばいいの?
歌舞伎はもともと江戸時代の庶民の娯楽だったものです。そんなに身構える必要はありません。
友達と街へショッピングに行ったり、お茶をしたり、映画やお芝居を見るときと同じで、一般的なカジュアルな服装でOKです。
ただ一般的な劇場に行くのと同様の気遣いはしましょう。ビーチサンダルなどはさすがに周囲から浮くでしょうし、強い香水や、後ろの席の人の視界を遮る高いお団子ヘアなどはマナーとしてNG。
また帽子をかぶって行く場合は席についたら外すようにしましょう。
桟敷席・一等席など良い席を購入したら、せっかくなら着物や上品なワンピースを着て上流階級の空気に浸ってみても、楽しいです。
開演中のルールやマナーは?
歌舞伎に限らず舞台全般に言える開演中のルールですが
・携帯電話の電源はオフに(マナーモードも意外に周囲に響きます)
・写真撮影、動画撮影をしない(肖像権の侵害になります)
・おしゃべりをしない(小さな声でも周りの人には迷惑です)
・大きな物音を立てない(特にビニール袋のガサガサという音は周りに響き渡ります。)
・背もたれから体を離さない(前のめりになってしまうと後ろのお客さんが見えにくくなってしまいます)
は最低限守るようにしましょう。
あまり難しく考えず、自分も周りの人も気持ちよく鑑賞できるよう心がけていれば大丈夫です!
休憩時間はあるの?
歌舞伎の途中には『幕間(まくあい)』と呼ばれる休憩時間があります。
上演時間によって幕間と長さは違いますが長いと30分程の休憩があることも。
せっかく歌舞伎に来たのなら、幕間もしっかり楽しみましょう。
歌舞伎座や新橋演舞場には、食堂があり、幕間に食事をすることができます。
事前に予約をしておくと、幕間には席と食事が用意されていますので、ゆっくりと美味しい食事が楽しめます。 ただし早期満席が予想されるので確実に食堂で食べたい場合は早めにインターネット等で予約するようにしましょう!
もっと気軽に食事をしたい……と思ったら事前にお弁当を買っておきましょう。売店で幕内弁当やサンドイッチを販売していますので幕間に席で食べる人もたくさんいます。
食事は歌舞伎の後にする、と決めている場合は売店をのぞいてみましょう。お土産のお菓子や限定グッズなどココでしか買えない、というものが多数販売しています。
一つアドバイスを付け加えさせていただきますと、食事や買い物に夢中になってもお手洗いに行く時間も忘れずに確保するようにしましょう!特に女性のお手洗いは非常に混み合います。あまりにギリギリにトイレに行こうとすると最悪の場合、次の幕が始まってしまっていることも。
開演の5分前に席に戻っているのが理想です。
まとめ
歌舞伎の公演内容は毎月変わります。
もし興味をもったら『歌舞伎 公演情報』で検索してみてください。
華やかでカッコいい世界に誇る日本のエンターテイメント歌舞伎。
交際クラブの男性会員様から「どこかデート行きたい場所はあるでしょう?」と聞かれた際の大人なデートスポットとして候補に入れてみてはいかがでしょう?
交際クラブに登録している女性の中には教養のある女性がたくさんいます。勿論教養があるから、単純に歌舞伎という選択肢はないと思いますが、もし興味を持っている女性ならば、女性に教えてもらうくらいのつもりで観劇デートもいいかもしれませんね。