好意を持ってもらえるテクニック
あなたは、誰かに何かをしてもらった時、「お返ししないと」と思ったことはありませんか?人は、誰でも何かをしてもらったら、お返ししないといけないといった心理があります。
例えば、いつも決まった時にプレゼントをもらっていたら、「自分もお返ししないと」と思うでしょう。もらってばかりいて、それに対して何も感じない人はほとんどいないと思います。
もし、お返ししない人でも、その行為に対してなんらかの気持ちを抱くはずです。では、それを恋愛に活かすにはどうすればいいのでしょうか?
返報性の心理とは?
「お返ししたい」心理は、返報性の心理といわれています。これは、食べ物の試食でもいえることです。試食をすると、せっかくタダで食べさせてもらったのだから、買ってみようかと思う人も多いでしょう。
中には、試食でお腹を膨らまし、お返ししたいと全く思わない人もいますが、そういう人はその行為に対して、何かをしてもらった感じがしないだけで、他のシーンでは同じように返報性を感じます。腕のいいセールスマンが使う返報性のテクニックに、先に何か粗品をプレゼントすることで、相手がしてもらって嬉しい気持ちになってもらいます。それから、セールスをすると、何もプレゼントをしていない時より、こちらの話を受け入れてもらいやすいというものです。
意識しなくても、罪悪感やお返しをしたい気持ちにさせるこの方法は、恋愛でもさりげないテクニックとして使えます。効果も実証済みで、なんらかのプレゼントをする人の影響力の高さはあなたも知っていると思います。
サンタクロースも、クリスマスだけの登場ですが、クリスマスといえばサンタクロースというほど、ただプレゼントを配るおじさんなのに、高い影響力があります。
特に恋愛では、女性は小さなプレゼントやサプライズをとても好みます。男性のように、1度に大きなプレゼントをもらうより、定期的に小さなプレゼントをもらったほうが、「大事にされてる」「愛されてる」と感じやすいのです。
なので、気づいた時にさりげなくプレゼントができる男性は、女性からも好印象です。逆に、どれだけイケメンでもそうした気遣いができず、自分のことしか考えない人は、男性としてモテない人もいます。
さりげないプレゼントができる男性へ!
もし、あなたに好きな人がいるなら、さりげないプレゼントから始めてみると好印象を持ってもらいやすくなります。それも、相手にとって嬉しいプレゼントです。
ここを男性は間違えやすいので、注意しましょう。男性と女性は基本的に感じること、考えることが違います。なので、男性が「良い!」と思ったものが、女性も同じく「良い!」と思うとは必ずしもイコールではありません。
あくまで、女性が嬉しいと感じるポイントを外さないようにしましょう。なので、これをもらったら便利、嬉しいというものをプレゼントしましょう。そのためには、その女性がもらって嬉しいものをリサーチすることが必要です。
なので、その人の友達から話を聞いたり、その人が何を中心に使っているか、不足すると困るものは何かなどを調べておきます。例えば、スポーツ好きな人ならたまに会う時にスポーツドリンクをプレゼントするようにしたら、小さな気遣いでももらって嫌なことはないでしょう。
バランスを考えよう
たとえ小さなものでも、女性としては嬉しいものです。逆に、男性的に一度に高いものをプレゼントしたとしても、必ず喜ばれるとは限りません。逆に、相手が自分のことを好きでもないのに、高価なものをあげても良い印象は持たれにくいでしょうし、逆に嫌な印象を与えてしまい、最悪避けられるかもしれません。
なので、大事なのはバランスです。こちらに気を持ってもらうとか、自分をよく見られたいという想いからプレゼントすると、相手に重い印象を与えてしまいます。
自分も買ったから、ついでに買ったというくらいさりげなく、でも周りの人を大切にするようなイメージで十分です。すると、「この人は普段から周りの人に気遣いができる人なんだ」と好印象を持たれやすくなります。
好印象から次の段階へ
好印象を与えることは、恋愛へと発展するためにプラスに働くツールになります。もし、その人と付き合えなくても、周りの人に好印象を与えることには変わりないので、他の人で自分に興味を持ってくれる人もいるでしょう。
それは、自分のことだけを考えるのではなく、周りの人を気遣える心の広さがポイントです。友達でも、それだけ気を使える人はありがたい存在ですよね。結局、人間力がどれだけ高いかが、恋愛でもモテることにもつながってきます。
また、時代によって理想の男性像も変わってきています。昔は、お金でものを言わせていた時代だとしても、今はものを求める時代ではないので、経済力は一番モテるという要素ではなくなっています。
さりげなく、相手の喜ぶことができる返報性の心理を活用して、人間力が高い人間と思ってもらえることが、モテる一歩になるでしょう。