交際クラブの歴史!どんな場所で誰が使えるようになった?

大人の男女が集う交際クラブ。いつ、誰が、どんな場所で交際クラブを創り上げたのか、案外入会している人でも知らない情報が多いです。せっかく入会しているなら、交際相手との
話の種としてそういった情報を知っておいてもいいかもしれません。そこで今回は、知られざる交際クラブの歴史をご紹介します。

風俗ではない!?そもそも交際クラブって?

そもそもクラブとは「デートクラブ条例」というもので定められた、風俗とは全く異なる業種です。今から20年ほど前に「デートクラブ条例」という決まりができて、風俗等とは全く違う業態になっています。そのため、現在の交際クラブと以前の怪し気な交際クラブとは全く異なるサービスです。条例が定められる以前は、世間一般で交際クラブはあまり知られていなかったため、大人だけの秘密の怪しいクラブといった印象でした。今はインターネットなどのメディア媒体でも多く取り上げられるようになり、世間での認知度も高くなりました。そのおかげで、気軽に誰もが利用できるサービスに変わってきています。

このような交際クラブは、誰もが利用できることをメリットにしていますが、その一方で入会や登録には個人情報がはっきりと分かる運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書が必要です。さらに交際クラブの男女は、肉体関係の有無についてもプロフィール作成時に問われますので、そういう行為を望んでなくて嫌ならはっきりと断りましょう。これは、先程紹介したデートクラブ条例で定められています。誰でも安心感を感じられるようにと、デートクラブ条例では厳しいルールが課せられていることもしばしば。安全に楽しくご利用頂きたいからこそ、この身分証明書についてはどの倶楽部も必須アイテムです。非公開にしたい情報はその場でしっかりと守られ、ルールに沿って厳しく入会についても面接で審査を行っています。
女性

元々交際クラブは援助交際の斡旋所だった?

交際クラブと名前が変わる前は、「愛人バンク」という名前で活動していました。今の交際クラブよりもルールが緩くて、しっかり面接も行っていない時代だったので入会した人は全てグレーゾーンという立ち位置でした。例えるならば、出会い系サービスと言ったところでしょうか。ちなみに当時の愛人バンクの情報が、男性の入会金が20万円で女性は0円から5万円程度の差があって、入会した男性の平均年齢は40代ほどで平均的な年収は約2000万円、そして職業は弁護士や医師、大学教員などの社会的に地位が高い男性がほとんどでした。女性側もまたあくまで自己申告の年齢ですが、若年層の18歳から22歳の学生やOLを中心に構成されていました。さらに高校や大学を卒業したあとに、タレントや女優を目指して養成所に通ったり、会社の給料だけでは十分に満足できる生活が送れなかったりすることを悩んでいたりと、動機の面から風俗嬢と比べてもほとんど変わりない状況でした。

このように愛人バンクは、『素人女性と恋人の関係を持ちたい』という男性の密かなニーズに応えて生まれた業種であることは間違いありません。女優やタレントという道で働くプロではなく、女性の素人っぽさに対する高いニーズも現在の男性が行っているパパ活と全く同じです。ただしそこで気になることといえば、援助交際にあたるか否かというところ。例えば、不特定の相手から少しでも金銭をもらっていれば、その行動は売春という位置づけになります。当時の愛人バンクでは、その手法が横行していました。このことから愛人バンクでは風俗にあたり、援助交際の斡旋所だったと理解できるでしょう。
カップル

ぶっちゃけ交際クラブは安易に使っても安心?

交際クラブを利用する際に、このように歴史を考えると警戒心を持つ方もいらっしゃるかもしれません。ですが、風俗や出会い系サイトなどと比べると安心して利用できます。風俗とは異なる交際クラブは、新しく規定されたデートクラブ条例の下で、誰もが安心して利用できます。恋愛関係や信頼関係がある特定の相手からお金をもらって交際する場合、その行動は売春ではない理屈が通るからこそできるサービスです。もし相手の異性と大きなトラブルなどがあった場合でも、登録した交際クラブが仲介役となって話をまとめてくれるケースが多いです。交際クラブが愛人バンクだったころ、愛人を紹介するという名目のサービスだったため、問題が起こっても自己責任という場合が多かったようです。

また、高い収入を得ている男性が利用する高級な交際クラブの場合、利用する男性に対して収入面などに一定の条件を設けて登録者のレベルを下げない工夫をしています。エリートな男性ほど女性への理想が高く、その分期待値も上がることがほとんど。そんな男性が安易に使えるように、質の良い出会いを提供できるように形態を維持してきているという努力を惜しまない店もあります。そのため理想的な出会いを求める男性にとっても、大人の教養を得ながらお小遣いがほしい女性にとっても、今ある交際クラブはなくてはならない高嶺の花的存在なんです。

ディナー
交際クラブの歴史は意外と浅いです。秘密の男女の社交場というイメージが拭えず、まだまだ怪しいと思われているサービスになっているかもしれません。ですが誰もが安心安全に使えるように、肉体関係の有無を選べるほかに面接で審査する機会を設けるなど、日々いい方向に現状は変わってきています。もし交際クラブに入会してみたいと思った方は、安心して利用に踏み切ってみてください。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2023.01.11

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