恋愛の極意
相手よりも自分を大切に
相手に不満があるときは、まず自分を満たすことからはじめましょう。
「彼女(彼)のことはどうするの?」という声が聞こえてきそうですが、そっと放っておけばいいのです。
ここで「愛のコーヒーカップ」の理論を紹介しましょう。
相手と一緒にカフェに入ったとします。自分は、相手の視線の先や相手の挙動を気にかけています。しばらくすると相手のカップが空いたのでコーヒーを注いで上げます。
しかし、相手はそれが当然とばかりにお礼もいってくれないのです。自分には不満が募る一方で…。
そんなことはないでしょうか。個々で「コーヒー」を「愛」と置き換えてみましょう。
相手にいくらコーヒーを注いでも、目の前のカップがからだったら、おいしいコーヒーを飲むことはできないでしょう。渇いた心ではイライラが募ります。自分が自分のコーヒーを満たすことが大切なのです。愛に満たされているからこそ、心から相手に優しくできるということですね。
まずは自分を満たすことから始めましょう。それは、相手よりもまずは自分を大切にするということです。自分が幸せでいつも楽しい気持ちでいないと相手も幸せではないでしょう。反対に相手が幸せだったらそのパワーをもらうことができるのです。
ですから、お互いがまずは自分を大切にして慈しむことから始めたらそれが相手を高めていくことにも繋がるというわけですね。
今に集中する相手と会っている時間は、2人の時間をめいっぱい楽しむようにしましょう。
しかし、それ以外の時間には必要以上に言及しないことが大切です。
相手の時間も大切にするようにしてあげてください。
よくケンカの原因になるのがスマホチェックですが、これは不幸の始まりの何者でもありません。
最初のうちは「昨日はどこに行ってたの?」「誰と会っていたの?」なんて聞くこともあるかもしれません。
しかし、そのうち面倒になってくるのです。
愛するがゆえにと思うかもしれませんが、相手を把握しようとするのは、愛ではなく占有欲です。束縛すると相手はきっと冷めてしまうことでしょう。
人には知る権利と知らない権利があるのです。放任も問題ですが、知らなくていいものに1人相撲をとる必要はありません。恋愛はパートナーをゲットして終了ではありません。恋愛は毎日のメンテナンスが必要なのです。最初の重要期を経て、2人なりに無理のない心地良い関係を一歩一歩築いていきましょう。
必死の好きは重すぎる…
好きな人とは「一分一秒も離れたくない」「片時も離れない」と思う人も多いことでしょう。
恋愛を経験した人は誰でもそう思うものです。
「好きだったらどうしてずっと一緒にいられないの?」なんて迫って相手を困らせたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、これも誰もがわかったことだと思うのですが、必死の恋は重いのです。
「ずっと一緒にいたい(できることなら彼(彼女)のスマホケースになりたい」というのではうまくいかないでしょう。こうなるとひたむきな愛ではなく「必死」となるのです。
また「悪いところから直すから遠慮なく言って」というのはNGワードです。
洋服や外見が少し変わることがあっても、性格までは相手に合わせることはできないでしょう。自分は自分でいいのです。都合のいい自分でいる必要はなりません。
そして、ここだけが大切なのですが、相手の時間も大切にしてあげましょう。とはいっても、恋愛の渦中にある2人ですから気がつくには時間がかかることでしょう。
一度我が身を振り返ってみましょう。思い当たるフシがあったらそこが要注意なのです。
ケンカの原因探しは止める
悔やむよりは先に仲直りすることが恋愛の極意ですよ。
これは恋愛だけに限らないのですが、失敗の理由を探すよりも成功に結びつける方法を考えたほうがいい…これが大事なのです。
このように人には「あのときこうすればよかった…」と過去に原因を探す傾向があります。
しかし、原因を探してもいまさら根本の解決になることはないでしょう。
だとしたらどうしたらいいのか、どうしたら未来を明るく照らすことができるかを考えたほうがいいのは当然ですね。相手とうまくいかないとき、「なぜどうして?」「あのときあんなこと言ったから?」などと過去ばかり振り返ってしまうことはないでしょうか。
恋愛も同じです。相手とケンカしたときはどうしたら関係を修復できるかを考えましょう。なぜどうしてではなくて、前向きに考えるようにするのです。仲直りができたらさらに2人の絆は深まるはずですよ。
ケンカをしても相手が嫌いになるわけではありません。
そして、ケンカをして大切なことは、ケンカしたことに対して誤って先を見ることです。
後悔して反省することも大切ですが、それをもう二度としないということを誓ってそこから過去を振り返らないということですね。
そういった潔さは誰もが願っていることです。
難しいことですがそれができる人は誰からも好かれます。もちろん意中の相手からはもっと好かれることでしょう。