同棲を始める前に・・・
同棲を始める前に、決めておいた方がいいルールとは?
結婚を前提に付き合っている恋人同士が同棲する場合、決めておいた方がいいルールがあります。
約束・ルールをきちんと話し合っておかないと、あとで「こんなはずじゃなかった……」と後悔することもあるようです。
結婚前に、同棲を始めるにあたって、あるいは同棲をする中で、お互いのために約束を決めておけば、結婚後に活かすこともできるでしょう。交際倶楽部で知り合って、結婚を考えるまでに至ったならば、関係をより深化させるための一つの方法として考えてみてもいいのではないでしょうか?
決めておいた方がいいルール
●同棲の期間
同棲の期間を決めずに暮らし始めると、いつ結婚するかでもめる場合があります。
同棲は結婚の予行演習のように考えて、半年後や1年後に結婚式の予定を立てましょう。
同棲で注意が必要なのは、お互いの性格やライフスタイルが合わなかった場合に、同棲解消へと向かってしまうことです。
結婚が決まっていると思えば一時的に関係が悪くなった場合でも、前向きに考えられるのではないでしょうか。
●家事の分担
男女でもめがちなのが、家事の分担です。
結婚後に不満が出そうなのは、妻に家事や育児がすべて集中してしまうことです。
そうならないように、同棲中に家事の分担を決めておくと良いでしょう。
料理は妻、掃除は夫のように完全分業にするのではなく、早く帰ってきた方が料理を作って待っているというように、現実的なルールを決めた方がいいと思います。
これは一例ですから、二人のライフスタイルに合わせてよく話し合ってきめてください。
●生活費の内訳
同棲前に、家賃や光熱費などの必要経費をどちらがどれだけ負担するのか、話し合っておきましょう。
生活費をどのように分けるかは、それぞれの収入により違ってきます。
まず、結婚後に専業主婦となる場合は、夫のお給料で妻がすべてやり繰りすることになります。
その場合は、夫のお給料から家賃や光熱費などの必要経費を差し引いた残りが、夫や妻のお小遣いとなります。
夫婦共働きの場合は、お給料の多い方が家賃、少ない方は光熱費や食費などを出すという風に分担することになるでしょう。
結婚後にどのようなライフスタイルになるかを二人でよく話し合い、生活費の内訳を決めてください。
●帰宅時間を連絡する
帰ってくる時間がわからないと、夕飯を作って待っている方がたいへんです。
また、会社の同僚と飲んで帰宅時間が遅くなる場合なども、連絡を入れてもらいましょう。
連絡がないと困るような内容を例にあげて、連絡を入れるようにルールを決めると良いのではないでしょうか。
同棲を成功させるために・・・
●親の了承を得ておく
同棲前には、双方のご両親に挨拶しましょう。
同棲を快く思う親は少ないと思いますから、安心させる意味でも顔合わせしておくと良いでしょう。
後々親の反対にあい、結婚する際にもめる原因となることがあります。
結婚を前提とした同棲ということで、ご両親に許可をもらってください。
●柔軟なルールを
同棲と言えども共同生活なので、ルールを決めることは大切ですけれど、柔軟に対応しましょう。
一方の意見を押しつけるのではなく、相手の立場を考えて話し合うことが重要です。
生活していて不都合なことが出てきたときには、その都度話し合ってルールを変更していってください。
●二部屋用意する
同棲用に借りる部屋はワンルームではなく、二部屋用意するようにしましょう。
家賃をケチって狭い部屋を借りると、ストレスがたまるようです。
ケンカすることもあれば、一人になりたいときもありますから、別々の部屋があれば息抜きになります。
●家に勝手に他人を入れない
同棲すると、自分だけの家ではなくなりますから、勝手気ままに友人を呼ぶわけにはいかなくなります。たとえ、相手が呼んでもいいと言ったとしても、友人が頻繁に訪ねてきたり、夜遅くまで帰らなかったりすれば、迷惑になるでしょう。
本人同士は相性が良くても、その友人まで仲良くなれるとは限りません。
友人との関係が原因で同棲を解消することになったという例もありますから、ルールのひとつにこれを入れておいてください。
●挨拶を忘れない
朝起きたら「おはよう!」、夜寝る前には「おやすみなさい」
家に帰ってきたら、「ただいま」と「お帰りなさい」
ごはんを食べるときには、「いただきます」と「ごちそうさま」
基本的な挨拶を欠かさないようにしましょう。ごく当たり前のことですけど、挨拶がなくなると関係が悪くなるようです。
育った環境が違えば、性別も異なりますから、同棲しはじめると必ず価値観の不一致が生じます。
価値観の不一致は離婚理由のトップですが、価値観は違って当然と考え、お互いの生活習慣や趣味の違いなどは否定しないようにしましょう。
二人が、「同棲して良かった!」と思えるように、楽しくルールを決めてください。
サイコロでその日に行う家事を決めるなど、ゲーム感覚で行うのも案外楽しいかもしれません。
まだ、結婚したわけではありませんから、いくらでもルールは変更できます。
「この人と暮らしたら、結婚生活が楽しくなりそう!」とお互いに思うことができれば、同棲からスムーズに結婚へと移行できるのではないでしょうか。
まとめ
交際倶楽部でしりあって結婚にいたるのはやはり珍しいケースですので、きっと運命の絆でもあるのでしょう。しかしそれもただ運命だからと何も考えなければ当然行き違いで関係は悪化して、最悪の場合、関係解消、離婚などに至ってしまうでしょう。
そうならないために、お互いのためにルールや約束を決めておくことで、お互いに自分を律し、相手への負荷を軽減して関係を良好なものにしてくれるでしょう。