50代男性が見ていたテレビドラマベスト5
交際クラブやデートクラブに最も多く登録されている男性の年代は、50代とされているようです。
今回は、それらの男性が子供のころに観ていたであろうドラマを、著者の独断と偏見で5作品を取り上げていこうと思います。
交際クラブやデートクラブに登録されている若い女性にとって、年上の男性と話すのは大変だと思います。今回の記事が、そんな若い女性のお役に立てれば、幸いです。
1位「江戸川乱歩 美女シリーズ」
1970年4月-6月
推理作家として世界中でいまだに絶大な支持を誇る「江戸川乱歩」。
彼の作品を当時に合わせた現代風にアレンジしたテレビドラマ。
アレンジとは名ばかりで、かなりの脚色が施された内容は当時話題を呼びました。
当時の有名女優のヌードシーンは男性を魅了し、メロドラマにうまく仕立て上げられたあらすじは女性にも人気でした。
主人公の明智小五郎がクライマックスで変装しているマスクを自ら剥ぐシーンがとても印象的でした。
2位「太陽にほえろ」
1972年7月-1986年11月
現在でも多くの熱狂的なファンがいるほどの伝説的な刑事ドラマの金字塔的作品。
1話完結のストーリー、派手なアクション、お互いをニックネームで呼び合う刑事たち。
特に刑事たちが捜査中などに死亡してしまう、通称「殉職シーン」は今でも当時を楽しんだ人たちの間で延々と語り継がれています。
まだ無名時代だった松田優作や、渡辺徹、世良公則、などなど現在でも有名な俳優陣が刑事役として登場します。
一貫した「命の尊さ」をテーマにした物語も多くの視聴者を魅了していました。
3位「傷だらけの天使」
1974年10月-1975年3月
井上堯之バンドの有名なオープニングテーマが今でも印象的な、「探偵」として日々を暮す2人の若者の怒りと挫折をテーマにした探偵ドラマ。
粗暴だが情に厚い正義感「小暮修」と、彼を「兄貴」と慕う「乾亨」が闇社会の仕事から痴話げんかまで、苦労をしながらも解決していく物語だが、1話ごとに監督や脚本家が変わり、ストーリーや雰囲気が絶妙に変化する。
後の「探偵物語」や「私立探偵 濱マイク」などに大きな影響を与えたドラマ。
4位「寺内貫太郎一家」
1974年1月-1975年11月
脚本は、ドラマ「時間ですよ」をはじめとする当時のヒットメーカー向田邦子。
プロデューサーも同じく「時間ですよ」や「ムー一族」でヒット作を生み続けた久世光彦。
当時の平均視聴率が31.1%と物凄い人気を集めていたホームドラマ。
下町の石材屋の一家を中心に、その近隣の人々の日常をコミカルかつリズミカルに描いた傑作。
5位「岸辺のアルバム」
1977年6月-1977年9月
脚本家・山田太一が、東京都狛江市で1974年に起きた「多摩川水害」の被災者からの言葉で着想した、とある家族の崩壊と再生、そして水害を描いた問題作。
一家の主は、東南アジアから「売春婦」を密かに輸入。妻は不倫。娘は外国人にレイプされ、その弟は不動産で横領。とにかく荒れる家族模様を辛辣に描いています。
崩壊寸前の家族が直面する水害。氾濫する川に流される家屋の映像は、実際の報道映像が使われており、とても衝撃的です。
いかがでしたでしょうか?テレビドラマは時代を反映すると言われています。
ストーリー性がしっかりとした作品も多いので、お時間があればぜひご覧になってください。