男性は女性よりも、ホルモンの関係で年齢を重ねると体臭がキツくなる傾向にあります。もし好意を抱く女性がいるなら、そばにいていい香りと思われたいもの!そこで大人の男性が身に纏える香りを、効果的な付け方と共にご紹介します。イメージアップはいい香りから!是非ご参考にしてみてください。
意外と間違いが多い!?効果的な香水の付け方
いい香りがする香水は、大きな血管が通っている首筋や手首に付ける人が多いのでは?たしかにその体のパーツに付けることは正解ですが、なんの段階も踏まずすぐに香水を付けるのはいけません。まずは香水を付ける部位を、しっかりとケアしましょう。例えば汗ばんだ肌や前に付けた香水が残っている肌ところに、そのまま香水を付ける行為はNGです。新しく香水を付ける前にはシャワーを浴びるか、無香料の汗ふきシートやウエットティッシュなどでふりかける場所をキレイに拭くのがいいでしょう。そのステップを踏まなければ、せっかくの香水の良い匂いが他の成分と混ざり合ってしまいます。微妙な匂いに変わってしまう前にケアすることで、香水本来が持つクリアな香りを感じることができるでしょう。
また香水は、時間と共に香りが変化していくものです。付けてすぐから10分の香りがトップノートで、揮発性の高い香料がこの段階で香ります。次にミドルノートは、付けてから30分から2時間の香りです。ミドルノートはその香水のメインの香りに当たります。そこから時間が経って香る匂いがラストノートです。香水を付けてから2時間以降の香りで、いわゆる残り香に当たります。トップノート・ミドルノート・ラストノートの香りの時間経過は使われている香料により多少バラつきがありますが、概ねこのような変化を辿るでしょう。一方で香水の多くはトップノートの香り立ちが一番強いものなので、スメハラに繋がらないように最低でも出かける30分前には付けておく方が賢明です。
どんな香りが好印象?香水をシーンで使い分け
香水の正しい量や付ける場所は重要なポイントになります。特にその場にあった香りを選ぶことがとても大切です。例えば、冠婚葬祭にカジュアルな香りを付けたり、仕事なのにバニラやホワイトムスクなどの甘くセクシーに香るものを付けて行ったりするのは、大人の男性として相応しくありません。もし冠婚葬祭やパーティーにつけていくなら、華やかなフローラルや格調高いシプレ、新緑を思わせるウッディーな香りなどの香水がおすすめです。一方でオフィスシーン向けの香水なら、爽やかなレモンやグレープフルーツなどのシトラス系や石鹸の香り、ハーバルにアロマティック系をチョイスすれば男女ウケ間違いなしです。家でのんびり過ごしたり気のおけない場所へ行くときなら、細かいことを気にせず好きな香りを付けましょう。
一方でフォーマルな場所やオフィシャルな場所、お食事なら、ファッションと同じようにTPOに合わせた香りをチョイスすることが鉄則です。シーンに合わせてオードパルファムやオードトワレ、オーデコロンなどといった持続性や香水の濃度を使い分けることをおすすめします。付け方はワンプッシュを軽く振るだけ!海外製の香水なら、欧米人向けのスプレーを使っているので一回あたりに出てくる量が多いことがあります。もし香水のワンプッシュの量が多い場合は、スプレーの押し方を控えめにしたり空気中に一吹きして霧の中に手首などをくぐらせたりするといった工夫をしましょう。最近ではロールオンタイプの香水も出ています。調節しやすいので、一度お試ししてみてはいかがでしょうか?
出来る男は違う!香水のスマートなマナー
香水は下から上へ気化していく性質を持っています。その性質を知っている男性は、上半身よりもウエストなどの体のパーツに付ける人が多いです。特にウエストは服で隠れる部分なので、程よく上品な香り立ちを楽しめて一番おすすめなパーツであるといえます。香水がスプレータイプならウエストにあたるヘソ周りではなく、ウエストのくびれ部分に1から2プッシュ程度振りかけましょう。ただし、濃厚な匂いがする香水だと、この付け方は酔ってしまう危険性があります。そのときは足首に1プッシュするだけで、上品な香りが楽しめるでしょう。さらに太ももやひざ裏などにワンプッシュする技も、スマートな男性なら心得ておきたいポイントといえます。
一方で首の後ろやうなじ、ひじの内側に胸元は、香水の匂いが強くなりやすい上級者向けのパーツです。特に胸元に振りかけた香水は拡散しやすく、鼻に近い部位のため自分の香りに酔ってしまう可能性もあります。そのため、使う量にしっかり気をつける必要があるでしょう。どれも香水を上品に匂わせるには難しいパーツですが、デートをする時や寝香水として使うとハッとするほどセクシーな演出ができます。ただし酔いやすいパーツなので、振りかける量や濃度には十分に気をつけてください。スプレータイプの香水よりも練り香水は匂い立ちが穏やかであることから、大人の色気を漂わせるうなじや耳への普段使いも簡単にできるでしょう。
一言で香水といっても様々な種類があって、TPOに合わせた使い分け方が大切です。スメハラという言葉もあるほどですから、しっかり香らせるのではなく上品に匂わせる方が好感度は圧倒的に増します。日常使いから特別なシーンまで、その場に相応しい香りを漂わせて大人の落ち着きを見せましょう。