男女の出会いの場〜真面目タイプならサークルが最適

男女がともに共通の趣味があり共通の話題があるという環境は、最高の出会いの場と言えることでしょう。
私の経験を基にした提案でしかありませんが、筆頭は何と言ってもサークルだと思います。
共通の趣味を通して、交際クラブ・デートクラブで出会われた方と共通の趣味をもちデートをより楽しんでいただけたらと思います。
特に真面目なタイプの人には、お勧めのシチュエーションです。

フォークブームが後押し

フォークソングブーム真っ直中の時代に育った私は、20代前半のときに社会人だけのサークルを立ち上げました。
30人程度の小さなものでしたが、年3回の定期コンサートを目標に、週1回の定例会を開催。
音楽好き同士の集まりの中で、何組ものカップルが誕生していきました。
気心が知れ、安心して付き合える環境。次々と結婚というハッピーエンドにまで発展していったものです。
定例会は、毎週土曜日の午後7時から自治体が運営する会館の一室で。
コンサートに向けてのミーティングをはじめ各グループに分かれての練習、プチ発表などといった内容をこなしていました。
コンサートが近づくにつれ次第に参加者が増えていき、最終月にはほとんどメンバー全員がそろって準備に取り組むといった感じでした。
コンサートの音響などを担当する技術班、パンフレット用の広告を集める渉外班、パンフ自体や看板などを作る制作班、チケット販売や予算管理などを担当する会計・庶務班などに分かれて活動。
開演1週間前の休日には、全員で看板やパンフの仕上げに奔走したものです。
不思議というか、当然というか、会場の規模が大きくなればなるほどメンバーの緊張感も比例するかのように高まりました。

恋の芽生えも自然と

最大750人収容のホールを使ったときには、友人や知人などを手始めにチケットを販売。
コンサートの成功に向けて全員一丸。盛んに行った終盤辺りのミーティングでは、各メンバーの目の色が違って見えるほど真剣な雰囲気が漂っていました。
エキサイティングな状態は、男女の仲も一段とエキサイティングになりがちです。何も考えず、ただひたすら同じ目標に向かってまっしぐら。
目がキラキラと輝いている中で、男女の恋も自然と芽生えがちになるようです。
コンサートが成功裏に終わって打ち上げのとき。
言いようのない達成感に浸っている中で、男女の会話も一段と弾みます。
共通の目標、話題、好み、雰囲気…等々。どれをとっても満足感や安心感に包まれて、いつの間にかカップルが誕生する環境が出来上がっていったのです。
もちろん当初からそんなことを考えてサークルを立ち上げたわけではありません。
あくまで大好きな音楽を基に、コンサートを開くことが目的なのですから…。

結婚、家族へ進展。次々と

それでも自然発生的に次々と誕生してくるカップルの存在を否定することはできず、ただただ驚くばかり…というか、サークルの創設者としては別の意味でうれしい限りといった感じでした。
何組ものカップルが結婚し、子供を持ち、素敵な家族が誕生していきました。風の便りに今なお仲の良い家庭生活を送っているという話を耳にすることもしばしばです。
彼らの子供たちもまた親の趣味を引き継いでいるといった例も。
「自分の子供がギターに夢中になるとは…」と綴ってある年賀状もありました。
サークルの同胞である彼らは、全員が真面目な性格でした。
だからこそ音楽活動も真面目に取り組み、音楽を通して真面目な付き合いをし、恋愛もまた確実に成就していったのです。

良質酒を作る過程と同じ。焦らず、じっくり…

男女は誰もが心の根底に良き永遠の伴侶を求めているものです。
遊び半分で付き合えば、結果もまた遊び半分の成果しか得られないことでしょう。
執拗に相手を求めなくても、趣味という共通のモチーフがあると、自然に心と心の結びつきは出来上がっていくもの。
芳醇な香りを放つお酒は、ゆっくりと時間をかけたものほど良質で高級なものになるとか。
男女の仲も良質酒が作られる過程と同じと言ってもいいかもしれません。
焦らず、じっくり…。
真摯な出会いとお付き合いを求める真面目タイプの男女には、何といってもサークルが一番と言える理由がここにあるのです。

第一歩を踏み出す勇気を

今回お話ししたサークルは、私が立ち上げたフォークソングという一ジャンルですが、趣味の世界であれば何でもOKでしょう。
実際、多種多様で無数に近いのでは…と言えるくらいに、いろんなサークルがあって、あちこちで活発な活動を展開しています。
「私には何の素養もなく、取り柄もなく、何を趣味にしていいのかさえ分からない」と言われる方もおられるかもしれません。
それならなおさらのこと、何でもいいので飛び込んでみてください。情報は至るところにころがっています。
近年はインターネットの猛烈な普及で、一々出向かなくても、パソコンの画面を通して活動内容を容易に知ることができます。
新聞や雑誌には、所狭しと言わんばかりに活動の紹介記事があふれています。
図書館に行けば、いつでも無料で通信機器の利用などを通して、サークル活動の情報を手に入れることができます。
何と便利な世の中なのでしょう。
あとは、あなたご自身が一歩を踏み出すだけでいいのです。
「30代も後半に差し掛かった人間が恥ずかしくて、とても…」などと思わないでください。

ほんの少しの勇気が、あなたの人生を大きく羽ばたかせてくれるかもしれないのです。
釈迦に説法かもしれませんが、何事もすべて経験です。
まず自分の目と耳で触れてみることが一番です。
物事は自分が思っているほど難しくはないものです。まず足を踏み出し、気が乗らなかったら止めればいいのですから…。
真面目なタイプで、無趣味だと言う人ほど、一度、いろんなサークルをのぞいてみてほしいものです。
必ずと言っていいほど自分に合ったサークルが見つかることと思います。
交際クラブ・デートクラブで出会った相手との共通の趣味を持つだけではなく、
共通の趣味を通して知り合える友人もできるのではないかと思います。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2018.09.11

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