育った環境が違うので価値観の違いや、感性の違いというものはどうしても現われてきます。
自分にないものを相手に求めていることもあるでしょう。
自分にあれば予想や想像もつくのですが自分にないものであればそれが興味の対象になるのです。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。
相手をリスペクトする気持ち
価値観の違いや感性の違いというのは一見すると同じようなものでは?と考えてしまいます。
しかし、どちらも同じように見えて実際にはかなり違いがあるようです。
一般的に考えてみると価値観の違いというのは、お互いに相容れないものがあるような感じがします。
例えば1,000円の品物があって、それを高いと感じるか安いと感じるかといったところが価値観の違いと考えてもいいでしょう。
もっともこれは、いろいろなものがあって、例えばコンビニの傘が1,000円なら高いのかそれとも安いのかといった感じですね。
これでもお互いが高い安いと意見が分かれてしまうと一緒に生活をしていっても、どこかで価値観の相違での衝突があるかもしれません。
また、それが繰り返されるようでは、二人の関係は長続きしないと考えていいでしょう。
それが結婚生活となると事態は深刻です。
結婚生活というのはお互いを尊重してリスペクトしあって、ある意味妥協する部分があるから成り立っているのです。そこで、価値観の違いということで揉めてしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねません。結婚は寛容が一番というのも頷けますね。
結婚生活ではガマンできるところも、恋愛関係であればちょっとした価値観の違いが別離を生むこともよくあるのです。
一方で感性の違いというのはどうでしょうか
価値観の違いが、ある意味では嫌悪に似た感情を生むことがあるのに対して、感性の違いというのはどちらかというとリスペクトの気持ちを生じさせるものといえるでしょう。
花の香りをとても大切にする人がいるとして、自分にそのような感性の持ち合わせがないと、その気持ちに対して羨望あるいはリスペクトの気持ちを持ってしまうのです。
自分にないものを相手に求めることから、恋愛関係が始まると考えてもいいでしょう。
そのように考えると自分にない感性を持っている相手に対しては、そこから恋愛感情に発展するのも不思議なものではありません。
実際にそのような気持ちが芽生えるほうが、出会いから恋愛に至るまでのお互いの感情がスムーズに発展していくものなのです。
自分にない相手の感性に惹かれるということは、相手もこちらに対して自分にない感性に惹かれていることもあるでしょう。
そのような、お互いを尊重しリスペクトし合う気持ちがあれば、お互いを思う気持ちがよりいっそう強くなっていくことになるのです。
自分が持っていないものに惹かれる
価値観と違って感性というものは意識して作られるものではないようです。
無意識的なものであっても、それはある意味直感的なものになるからです。
ときに感性と似たような意味に捉えられがちな価値観ですが、それは意図的に作られるもの、あるいは日常生活の中で培われていくものですが価値観と位置づけられ、ある意味生活習慣の中で芽生えていくものです。
感性と感覚というものは似ているという考えもあります。
いずれにしても感性というのは多くの場合で周囲からもリスペクトされるものであることは間違いないでしょう。
人は、自分にないものに惹かれます。
ですから、好きになった人が花を愛でる感性を持っていて、それが自分にはないものであったら、それを真似しようと思うのです。それは、相手の感性の世界に足を踏み入れたい、少しでも同じ世界に浸ってみたいという気持ちの表れであることは間違いありません。
感性自体がリスペクトの対象になるのですからそれも当然と言えるでしょう。
自分にない感性を持っている人に対して憧れる、あるいはリスペクトする気持ちが生じるのは無理もないことなのです。
出会いから始まって、相手に対して以前から好印象を持っていたにしても、相手の内面的な部分がよくわからなくては、いつまでも気になる存在ではあっても、気持ち的な面でそこから進展することはないでしょう。
相手をよりよく知るためには遠くから見ているだけではダメなのは間違いありません。
なんとか近づいて、会話から始めることが大切になるのです。
気になる人と、近づきになって会話をするにはどうしたらいいでしょうか。
簡単なようでとても難しいことであるのは間違いありません。
軽い気持ちでさりげなく、お茶などに誘えたらいいのですが、それがなかなか簡単にできないのは友達以上の関係になりたいという気持ちが邪魔しているからです。
さりげなく誘ってさりげなく会話をする…それだけでも相手のことを多く知ることができます。
そして、自分が持っていない考えや気持ち、自分にない仕草、そして相手の本能的な部分…これがすなわち感性ということになるのです。
それが自分にないものであればあるほど相手に惹かれていってしまうということですね。
まさに人を好きになることの無限ループ状態ですが、そこから抜け出すには勇気ある一歩が必要なのです。