最近は“草食系男子”が女性に人気があるといわれています。実際に、人気のある若手の俳優や芸能人はがっちりした体型ではなく、どこかが弱そうな雰囲気がある中性的な男性が多くなってきています。必ずしも体型と行動が一緒ということはありませんが、か弱そうな男性は草食系、がっちりした筋肉質な男性は肉食系に見られてしまうでしょう。
草食系男子の特徴としては、押しが弱い、自分からはアプローチしない、という一面があります。それは逆に積極的に自分からアプローチしてくる肉食系女子が増えてきたことも関係しているでしょう。実際に、今の時代は『亭主関白』よりも『かかあ天下』の夫婦のほうがうまくいく、なんてことも言われていますから、これからは草食系男子の時代、と思う人もいるでしょう。
ただ、現実では必ずしもそうとは限りません。気になる女性に自分からアプローチができない草食系男子が結婚できずにいる、彼女もできない、というケースは多いのです。逆に、好きな女性に積極的に連絡先を聞いたり、デートに誘ったりしている肉食系男子のほうが、結婚して幸せな家庭を築いている、もしくは結婚せずともいろいろな女性と親密になっているものです。つまり、草食系男子がモテるのはごく一部のイケメンであり、消極的な男性は、ただの“いい人”で終わってしまいます。
『女性が強くなってきている』というのは決して間違いではないでしょう。それは、昔は働かずに家を守っている存在だった女性が、近年は社会進出して男性にも引けをとらない仕事をしているから、という点もあるでしょう。ですが、女性が強くなってきたとはいえ、やはりいつの時代も女性は女性です。多くの女性は本能的に受け身であり、男性からの押しには弱いところがあります。
気が強そうな女性でも、男性からぐいぐい押されると心が揺らいでしまうものです。
男勝りとも思える女性でもハートはやっぱり“乙女”です。おそらくこれは本能的なもので、女性は男性に守られるもの、守ってもらいたい、という気持ちがあります。そういう気持ちがあるからこそ、自分からはなかなか積極的になれません。もちろん、自分から積極的にアプローチする女性も、男性がもどかしいから、他の女性に取られたくないという強い気持ちがあるからこそ、勇気を振り絞って行動しているのです。
女性が押しに弱い、というのは、ちょっと前に流行った“壁ドン”がまさにそれではないでしょうか。ほとんどの女性が壁ドンに憧れ、それをやられるとキュンとしてしまうといいます。もちろん、好きな男性、気になっている男性限定でしょうが、やはりこれも男性には多少強引に押されたい、という気持ちの表れでしょう。
実際に、結婚した夫婦の話を聞くと、プロポーズも男性からですし、積極的にアプローチしているのも男性です。中には、しつこいほどの押しでハートを射止めたという男性もいます。もちろん中には女性が積極的にアプローチして結婚したというカップルもいますが、それもごく稀です。半ば強引とも言えるほどしつこくアプローチし続けた男性が好みの女性を射止めています。
カップルを見ると、まさに“美女と野獣”と思えるほど不釣り合いなカップルもよくみかけます。内気で女性に話をかけられない、イケメンでもない男性に一目惚れする、なんてことはまず考えられません。おそらく、男性が積極的にアプローチしたために、美女がその男性のことをよく知ることができ、性格、人間性に惚れてお付き合い、もしくは結婚したのでしょう。
常に女性は男性からのアプローチを待っています。もちろん、生理的に受け付けない、という男性も中にはいますが、たいていは積極的にアプローチされたら嫌な気持ちはしないものです。
出会いはいろいろなタイミングであります。30代以降になると徐々に出会いは少なくなってくるといいますが、それでもその気になればいくらでも出会いのチャンスはあります。例えば、合コンで知り合った女性でもいいでしょうし、友達の紹介でもいいでしょう。極端な話、出会い系サイトだってれっきとした出会いのチャンスです。どんなところでも女性と出会う機会はあるはずです。そこで『声をかけられたら迷惑だよな』とか『連絡先効いても教えてくれないよ』と思い声をかけなければ、その出会いはただのすれ違いになります。基本的に女性は受身なのですから、『女性から声をかけてくれないかな』なんて待っていても、ほぼそれはないでしょう。
ただ、強引な男性がいい、といっても、あくまで限度があります。相手の女性の気持ちを考えない強引さは単なる自己中心的な行動に過ぎません。たとえば、グイグイアプローチされるのがいい、といっても、毎日のようにしつこくメールやLINEをし、返信も来ないのに何十通も送りつける、というのは迷惑以外の何ものでもありません。場合によってはストーカーに思われてしまいます。
相手の気持ちを考えすぎるとやはり消極的になってしまうでしょうが、迷惑にならない程度に強引に、そして相手の反応を見ながら、押したり引いたりするのがベストでしょう。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。