どうしてもうまく言い出せない

どうしても告白できない…
恋愛に限ってしまうからいけないのであって、トータルで物事を考えるようにすることで活路が見いだせるかもしれません。
どうしてもうまく言い出せない…そのような人はどうしたらいいのでしょうか。

言いたいことがうまく伝えられない

言いたいことが伝わらず、会話が続かないといったことはよくあります。
気持ちが通じないとつまらないものです。恋人も世界も広がらないものでしょう。
言い出せない人が話し下手、ということではないのですが、このような人は二つのタイプに分けられるのだそうです。
一つは、他人の話に耳を貸さずに一方的に話しまくって嫌われるタイプです。
そして、もう一つが遠慮のかたまりのようになって何も言えないタイプです。
どちらも厄介ですが、会話のキャッチボールができないという点で後者のほうがより深刻といえます。

どうして、うまく話せないのか、切り出せないのか…。
その理由は一人一人違っても、肝心なことは勇気をもって気持ちを表すことです。
恋愛関係というのは声を出さないと始まらないのです。
水泳も水に慣れることであとはトントン拍子で上達します。自転車もそうですね。
シャイな気持ちや「傷つけてしまうのでは」といった気配りはこの際一切忘れることです。

「はい」だけではなく「あなたは?」といったように切り替えしてみる
「どちらから?」「福岡からです」「お住まいは?」「東京です」
いくら話を振っても答える人だけになっていないでしょうか。
きっと、緊張もしていることでしょう。何か話題を…と焦りもあるのだと思います。
こういう場合は、相手の投げた球を上手に返すのです。
「どちらから?」「福岡からです。あなたは?」
といったように、「and you?」ということですね。それだけで小さな会話が生まれるのです。言葉というボールが2人の間を往復し、往復した回数だけ気持ちが通うということですね。
返事をするだけで、そこで止まってしまうのとは大違いです。それを実感できただけでも大きな進歩ですよ。

共感や同意といったことを言葉に出してみる

人はだまって話を聞いているわけではないでしょう。
「うんうん」と頷いたり、「うーん」とおおきく首を縦にふってみたりして、意見に対して同意する意思表示を身振りを交えてするのです。
そういった共感や同意といったものを思い切って言葉に出してみるのです。
「よくわかるよ」でもいいでしょう。
「本当にそのとおりだ」「なるほどそうだよね」「ほんとほんと」「わかるわかる」「大賛成」
いくらでも言葉が出てきます。
会話というのは考えてみたら、このような同意や共感といったところからスタートするものなのですね。

聞いてみる

基本的なことですけど、聞いてみましょう。
恋愛関係にある恋人同士でしたら、質問上手になることでしょう。
関心のある場合でしたら、「へえどうして?」といったように質問することでしょう。
それでも、題材に関心が持てないと、なかなか質問できなくなるのです。
ここは、無理矢理でも関心を持つしかないのですが、手がかりとなるのは、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「何故」「どのように」「いくらで」といったような俗に言われている5W2Hですね。
「どこで買ったの?」「他の色はあったの?」
といったように、簡単に切り返してみましょう。
これは自分に当てはめてみるとよくわかります。
そのように質問されてきたら、嬉しくなるものではないでしょうか。
少なくとも相手はこちらが話していることに対して関心をもってくれているのですから。
ですから、こちらからも同じように質問をしてみるのです。そういったところから、どんどん会話が広がっていきます。
そうなるとどんどん恋人らしくなっていくということですね。

感じたことを言葉にする

話題がうまく探せない…と難しく考える必要はありません。
「うわあすごい」「おいしい」「うれしい」といったことを素直に感じたままに言葉にしてみるのです。
言うなれば「感想」ということですが、恋人同士の場ではこの「感想」がもっともその場にふさわしい言葉となるでしょう。
その一言につられて、相手も嬉しそうにしてくれるのは間違いありません。
そうして自然に会話がつながっていくのです。
会話で嬉しいことは、何を話したかということではなくて、話したことが相手に届き、それに対して相手の心が返ってくるキャッチボールです。
構えたりすることなく、明るく「感想」を返すようにしましょう。

どうしてもうまく言い出せないことを、言葉が下手だからと自分で悟るようなことはしないようにしましょう。
まずは、相手の言葉について返すことから始めます。そして「感想」です。これが「感動」になったらしめたものです。2人の会話は途切れることなく永遠に続いていくことでしょう。
それと、相手の目を見て話すのが苦手だったら、横に並んで話すというのもいいですよ。
カウンターのある店で話すのはそれほど違和感はないものです。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2018.07.24

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