大好きな人と楽しい時間を過ごせるのがデート。
具体的なデートの日にちが決まると、当日までワクワクしますよね!でも、大人のデートにはこんな困ったことはないですか?それは、若い頃から流行りのデートスポットには行き尽くしてしまい、どこも行き飽きてしまった…あるいは、いくら好きでもずっと一緒に居るのはなんだか疲れる。
そんな大人だからこそピッタリな、おすすめできるデート。それは、図書館デートです。なかでもイチオシは、国立国会図書館。では、どんなところが大人のデートにおすすめなのか、詳しく見ていきましょう。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。
国立国会図書館は、日本の政治の中心である永田町にあります。
国会に属する唯一の国立の図書館です。作られたのは1948年なので、もう半世紀以上は経つ由緒と歴史がある図書館でもあります。利用にあたって通常の図書館同様に費用はかかりません。
館内は、約450万冊の書籍が保管されている本館、750万冊もの書籍が保管されている新館などから成り立っています。延床面積は148,000 m2にもなり、とても広々としています。国会という名称がついているので、利用のシステムもなんだか面倒なのかな?という不安もあるかもしれませんが、そんなことはありません。利用の仕方はとても簡単。初めての場合はまず最初に利用者登録をして、個人の利用カードをもらいます。次に、所定のビニール袋に貴重品を入れ、それ以外はロッカーに入れます。荷物が少なくなるので、身軽に館内を歩くことができます。
一般的な図書館は、本が保管されている棚に自分で行き、軽く中身を確認するなどして借りる本を決め、カウンターで借りるというシステムです。
しかし、国会図書館の場合は、全ての書籍が貯蔵されており、実物を見て選ぶ方式ではありません。
具体的には、まず読みたい書籍をパソコンの所定のサイトで検索します。書籍を決めたら、サイトの画面上で予約します。そうすると、およそ20分ほどで受け取りカウンターに届くので、そこで受け取ります。
完全にシステム化されているので、その流れがとても楽しいですし、最先端の図書館の形であると思います。
とても広い図書館なので歩いているだけでも楽しく、あっという間に何時間も経ってしまうと思います。そんな時に気になるのが食事をどうするか。一般的な図書館であれば、食事をするために一度出て、終わったら戻るということになりますが、国会図書館なら外に出る必要はありません。というのも、館内の上層階に売店やイートインスペース、食堂があるからです。もしも小腹が空いた程度であれば、売店でおやつやカップラーメン。ガッツリ食べたい時はカレーやパスタなど、食堂でボリュームたっぷりメニューを食べることができます。また、食堂には窓が沢山あり、永田町の街並みを眺めることができます。
図書館で本を借りて持ち帰り、自宅でゆっくり読もうと思いながら、読めないまま返却期限が来てしまい、意味がなかったな…なんてことはありませんか?
その点国会図書館では、カウンターで受け取った本は基本的に館外への持ち出し禁止なので、館内で読むことになります。そうすると必然的に、急いで集中して読まなければいけなくなるので、集中力を養うことができます。
一時期、大人の塗り絵が流行ったと思いますが、その時に、何かに集中することの大切さが注目されました。集中することで頭の中をスッキリさせることができるので、日頃様々なストレスにさらされている大人でも、時間を忘れて集中して本を読むことで、気分爽快になります。
若い世代は、恋愛においては比較的に「相手といつも一緒に居たい」と思う人が多いです。というのも、一緒に居る時間の長さで相手の温かみを感じられたり、愛情を確認することができると考えるからです。しかし、ある程度年齢を重ねた大人だと、仕事が忙しかったり、家庭のことに時間を割かれたり、自分の生活の中で恋愛だけに比重を置くことができなくなります。
その結果、大好きな相手であっても相手の時間や生活を尊重し、一緒に居ない瞬間でも不安に思うことがあまりなくなります。そういった特徴を踏まえ、大人の国会図書館デートでは、常に一緒にくっついて過ごすのではなく、「2時間後にここで待ち合わせね」など、ある程度時間を決めて、それまで別々に過ごすのが良いです。
いくら恋人同士であっても、好きなもの、興味があることが丸っきり同じというのはあまりないと思うので、貴重な時間を無駄にしないよう、お互いの気の向くまま、好きなことに関する書籍に触れましょう。
国会図書館が大人のデートにおすすめな理由についてここまで見てきましたが、いかがだったでしょうか。
大人だからこそできる、相手の時間を尊重したデートで、素敵な時間を過ごしてくださいね。