大人のデートは知的に優雅に!東京の美術館巡りを二人で楽しもう!!

デートと言っても、世代やその時の流行によって多少の違いがあるかと思います。
例えば若い世代であれば、ワイワイと盛り上がれるようなテンション高めのデート、大人であればしっとりと大人の雰囲気で、とっておきの時間を過ごす。
そんな大人のデートにぴったりなのが、芸術に触れる美術館デート。東京だけでも数多くの美術館がありますが、その中でも特に人気がある美術館をご紹介します。
どのような点がデートにぴったりなのか?詳しく見ていくことにしましょう。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。

国立西洋美術館

上野にある国立西洋美術館は、なんと世界遺産にも認定されている美術館です。
昭和34年に設立され、実業家である松方幸次郎のコレクションを展示の中心としているところが、他の美術館には無い特徴と言えます。
西洋の美術作品を専門とする美術館で、中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス近代彫刻があります。
館内は様々なエリアに分かれていて、常設展、前庭彫刻、モダンウーマン展19世紀から20世紀前半の絵画、彫刻を中心に展示しています。
元々は370点ほどの松方コレクションが、核となって始まった美術館であります。現在は絵画、彫刻、素描、版画、工芸などの分野にわたり、およそ6,000点の作品を所蔵しています。

14世紀から16世紀は、後期ゴシック美術、ルネサンス美術、マニエリズム美術の時代です。ゴシック美術の特徴は、これまでよりも写実的で動きのある作品が出てくるようになったこと。
ルネサンス美術は、ルネサンス=イタリア語で「再生」を表す言葉から生まれたとされていて、ギリシャやローマ文化、自然美などに触れた作品が多いです。
マニエリズム美術は、イタリア語のマニエラ「様式」に由来する言葉で、最も美しいものを繋ぎ合わせ、可能な限りの美を備えた一つの人体を作る様式と定義しています。
この時期の有名な画家としては、アンドレアス・リッツォスやパオロ・クラーナハなどが挙げられます。また、松方コレクションの中でも特に有名なのは、日本人にもファンがとても多い、フランスの印象派の画家である「モネ」の作品です。
モネはルノアールなどとともに印象派を代表する画家です。印象派は、それまでの画法に衝撃を与えた「光」を自在に操る美しい絵の技法でもあります。モネの代表的な作品は数多くありますが、中でも特に人気なのは何といっても睡蓮。水に浮かぶ蓮の色合いと水との調和、様々な色合いを光と共に表現している、一度見たら忘れられない作品という意見も多い絵です。
印象派は、絵画のことをあまり知らない初心者であっても割とわかりやすい、色鮮やかで流れるようなタッチなので、気軽に見ることができる作品です。

新国立美術館

東京の中心地とも呼べる、港区は六本木にあるのが新国立美術館。
乃木坂駅からすぐに辿りつけるというアクセスの良さがあり、駐車場がないというデメリットも特に気になりません。
ここは、黒川紀章が設計したとても美しい美術館としても有名で、特に外観が素晴らしいです。
うっとりと外から眺めてしまうような、そんな美術館でもあります。

日本で5館目の国立美術館として、2000年代の始めに開館しました。
現代美術を中心に様々な作品を取り扱っています。
また、展示スペースで展覧会の開催、アートライブラリーで美術情報や資料の公開をしたりもしています。
また、講演会やシンポジウムを開催したりする場も提供するなど、新しい美術館の形を取り入れている最先端の施設です。
一般的な美術館では絵画を多く展示していますが、ここ新国立美術館では絵画以外にも、有名ブランドの貴金属を展示するなど斬新な試みも数多くあります。
そして、歴史的な美術作品のみならず、現代社会では大きな芸術作品とも呼べるような、アニメにまつわる展示会を行っているので、芸術や美術ファンだけでなくアニメファンの心もつかんでいます。
館内には、伝統的なフランス料理やティータイムを楽しめるようなレストランが4つあります。
ひとつひとつの美術作品を見て回ると時間を使いますし、頭もフル回転になるので、一気に見ずにそこで休憩するのがおすすめです。
デートでは、同じエリアを順番に一緒に見て行くのも良いですし、時間を決めてそれぞれが別のペースで見ていき、あとで合流するというのも良いですね。
そのような自由な回り方や楽しみ方ができるのも、大人のデートならでは。

まとめ

若い時というのは、いつでも恋人と一緒に居たい、片時も離れたくない…という情熱的な人も多いですが、ある程度年を重ねて余裕を持つようになると、相手を尊重して、また自分の時間も大切になってきます。
そんな大人だからこそ、美術館でのデートはゆったりと見られてとても良いものです。
もしかしたら、相手の知的な面を見ることもできたり、新しい魅力に気付ける可能性も大。
美術にあまり詳しくなくても大丈夫!事前に図書館などで美術史などについて予習しておくと、良いです。その方が分かりやすいですし、より深くじっくりと当日のデートを楽しむことができます。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2019.10.03

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