ちょっとしたことでバランスが崩れる自律神経は、生活の質をも左右します。ちょっとおかしいなと思ったときは、既に手遅れということも。それでは仕事でも思い通りにパフォーマンスが発揮できないし、恋愛面では魅力を最大限に引き出すことができません。そこで今回は、自律神経を整えるために、どのようなことに注意したらいいかをご紹介します。
交際クラブ・デートクラブをご利用の方もご参考にされてください。
自律神経が崩れる原因とは
ちょっとしたことでバランスが崩れる自律神経は、整うまでに時間がかかりやすいです。
たとえば、寝不足や食生活の乱れが具体的な一例となっており、また人間関係や仕事のプレッシャーなどの悩み、不安による精神的なストレスも自律神経が乱れる要因です。さらに過労に怪我、騒がしい音や温度の急激な変化なども身体的なストレスになって自律神経の乱れの原因になります。人間は適度なストレスになら耐えられるようになっていますが、その耐えられるレベルは人それぞれ。そのストレスが過剰になると、心身ともに限界を迎えてしまって、交感神経と副交感神経のバランスが乱れるというわけです。寝不足は本来リラックスするための副交感神経の働きが悪くなり、交感神経が優位になって目が冴えてしまうということになります。
自律神経の整え方は
基本的に交感神経の暴走で引き起こされる自律神経の乱れは、副交感神経の働きを優位にすることで正常に戻せるようです。まず朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。たとえ昼夜逆転していても、太陽の光を浴びることで体内時計のズレがリセットされます。
また血流が悪くなることも、正常な自律神経の働きにとっては悪影響となります。仕事中は座りっぱなしで体を動かさないという場合、適度にストレッチして硬くなった筋肉をほぐしたり、血の巡りをよくしたりすることも自律神経を整える効果的な方法です。
たとえば、デスクワークで長時間同じような姿勢だったら、頭痛や肩こり腰痛に悩まされることもあると思います。これは自律神経が乱れはじめているサインです。そういうときは体の前で腕を十字に交差させる肩のストレッチや、片手で頭を引き寄せる首のストレッチなど簡単な身体の柔軟に繋がるストレッチを行ないましょう。このストレッチは座った状態でも気軽にできて短時間でも効果がありますので、楽に取り組めて身体も気分もスッキリとするはずです。
シャワーより湯船を選んで
自律神経を整えるには、お風呂の入り方も重要になってきます。お風呂に入る時間がもったいないからと、シャワーで済ませていませんか?もしそうなら、体を清潔に保てたとしても副交感神経が優位になることはありません。まずは暑すぎないぬるま湯に浸かるところから始めましょう。このように湯船に浸かってリラックスすると、自律神経を整える効果があります。もし、眠れなかったり十分に寝ても眠い悩みを抱えている方は、リラックス効果のあるアロマオイルやハーブを使ってみてください。湯船の温もりと心地よい香りのおかげで副交感神経が優位になり、眠りに就きやすくなります。
もしアロマオイルを使う場合は、浴槽に張ったぬるめのお湯に2滴から3滴ほどを垂らしましょう。好きな香りを感じながらゆったり入浴すると、体の力が抜けてリラックスしていると実感できるはずです。特にラベンダーやクラリセージなどのアロマオイルを使うと、いち早く疲れを回復させる効果が期待できます。ハーブは、リンデンやジャーマンカモミールなどを乾かしたものを湯船に浮かせましょう。水分を含んでいい香りが漂ってきます。
寝る前はスマホを控えて
体に悪いと分かっていながら寝る前までスマホの明るい画面を見ていませんか?
スマホやパソコンの画面を光らせているブルーライトは、目に見える光の中で最も体内時計を遅らせる効果がある光だといわれています。寝る直前までスマホを見ていると、睡眠の妨げになるかもしれないので、寝る前にはなるべく見ないようにしましょう。またスマホからはブルーライトの光だけでなく、意図せずたくさんの情報も入ってきます。寝る前にそうした大量の情報を見てしまうと興奮して寝付きが悪くなるというわけです。
また、スマホの着信音や振動が近くにあると気になって眠りが浅くなります。寝る直前までスマホを触っていると睡眠の質の低下につながるのは確実です。寝る前にスマホを見ることを避けるだけでなく、寝床のそばや手が届く範囲にスマホを置くのもやめることをおすすめします。どうしてもスマホを見たいなら、寝る1時間前までにしておきましょう。
まとめ
自律神経の乱れは、じわじわと体を侵食していきます。
僅かな違和感を我慢していると、そのうち収集がつかなくなってしまうかもしれません。ストレスを発散していたとしても自分でも気づかないうちに溜まってしまうものです。ちょっとした気分転換を習慣にして、オンとオフの切り替えができるメリハリをつけた生活を送って、たとえ忙しくても心と体を整えましょう。