自己開示の法則で好きな人と急接近することができるんだそうです。
人間影響心理学で、「自己開示の法則」というのがあります。
自分の気持ちを先にさらけ出してくれた人に、人は心を開くといった法則なんだそうです。
だから、自分がそれが彼氏であっても彼女であっても取引先の人であっても、この人に受け入れてもらいたいと思ったら自分が開示するというのです。
たとえば、「私その仕事やりたいです」「私がそこに行きます」といったことを自分から進んで言うということですね。
というのは、自己開示、つまり内心で思っていることを相手に先にさらけ出してもらえたり、先に心を開いてもらうと、安心するという心理が働くのです。安心できて、初めてその関係に入っていくということですね。
人と人の関係で、結局どうして二人の距離が縮まらないかというと、双方が自己開示しないからということです。それでも、片方がどちらか先に勇気を出して心を開いてくれたら、良い関係にすっと入っていけるのです。
自己開示をしない人は、同性同士であっても、仲良くなるのが難しいのです。
たとえば、本当に美人で絶対に彼氏がいないのはもったいないような女性がいるとしたら、その女性は同性である女性にも心を閉ざすのです。
何か会話をしていても返事をふと嫌な感覚や間で止めたりしますし、心を見せようとしないのです。
その女性が友達だったら、二度三度と会ううちにしたしくなるものです。
しかし、名前の呼び方も○○さんから、名前で呼び合うようになったりしますし、すぐにLINEの交換もすることでしょう。
自己開示しない人とは関係に発展性がないということです。親しくなりたいと思っていても距離が縮まらないのです。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も、是非参考にしていただければと思います。
物足りなさが求める気持ちになることも
恋愛のルールの中には、自己開示をしすぎてもいけないというものがあったりします。
そこまで話さなくてもいいのにと言うことまで聞かされると、興ざめするというところがあり、そのとき相手に対する未知なる魅力のベールがはがされたりするわけです。
恋愛においては、自己開示はほどほどでいいのです。というのは相手が「その先もっと知りたい」と思う程度で止めておかないと、急に魅力がなくなって見えたり、全部分かると急に興味がなくなってしまうのです。
福袋などもそうではないでしょうか。
福袋は「10万円相当のものがこの5千円の福袋の中に入っています」といって中身をちらっと見せるだけで、隠されている部分が多いほうが「ものすごくワクワクするのです」少しだけ袋に窓が開いていて、中の素敵なバッグか何かが見えたりしたら、途端に買いたくなることでしょう。しかし、福袋の中身が全部見えていたら誰も買わないのではないでしょうか。中身を全部さらけ出して伝えられると興味がなくなるということですね。
全てを明かさなくていい
恋愛では、過去の恋愛の不幸話を新しい恋愛相手に一切してはいけないという法則があります。
法則ですから、決まりではないのですが、男性でも女性でもそうだと思うのですが、誰も元カレや元カノの話などは聞きたくはないでしょう。
男性は、好きになった女性のことをいつまでも宝物のように思っているのです。ですから、恋愛に破れてボロボロになったという話を聞くのは嫌なのです。
たとえは悪いかもしれませんが、車にたとえると、男性は女性にいつもピカピカの新車であってほしいのです。
中古のポンコツのボロボロの車でみんなで乗り回してスクラップ寸前みたいな車はいやですからね。
男性はやはり、自分の乗っている車が特別なものだと思いたいわけです。
それなのに、その車に実は前に乗っていた人がいるとなると気分が悪くなるのです。
どんな男性が乗ってどこまで乗り回したのかときになってしまいます。
しかし、それがわかったからといっても過去のことでどうしようもありません。
ですから、ショックなことは最初から聞きたくないと思うのが本音なのです。
傷つく恐れのある情報は聞きたくないということですね。
たとえば中古車センターに行ってもそうでしょう。
「この中古車はお買い得ですよ。新品のスペアタイヤお付けしますよ」このくらいは聞いてもいいのですが、「実はこの車3回くらい事故をしています…」という情報は聞きたくないですし、誰もその中古車は買わないでしょう。
つまり、恐すぎる情報は伝えてはいけないということです。
ですから、過去の恋愛経験の事情といったものは何でも相手に伝えないほうがいいのです。
「それって相手をダマしていることになるのでは?」これは、隠しているわけでもだましているわけでもありません。相手を傷つけないという優しさです。
相手のことを愛していて、ずっとつきあっていきたいのだったら言わなくていいことなのです。
これは、恋愛の法則といってもいいでしょう。
決まりがあるわけではありませんが、黙っているからといって罰則があるわけでもありません。
前の恋愛のことを話してしまうと、ことあるごとに前と比較されてしまうかもしれません。
よくない感情が表れるかもしれないので、前の恋愛のことを話すのは御法度ということにしておきましょう。