私たちは相手がどう思うかを気にするあまりに、大切なことを忘れているのかもしれません。
どう思われるかよりもどうしたいかを考えることが大事な場合もあるのです。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。
おせっかいでもいいと思う
今はあまり言わなくなった言葉に「向こう三軒両隣」という言葉があります。
東京の下町や地方の商店街などでは、そういったことがまだ生きているところがあるのです。
家の前を掃くときは、お隣さんのところも一緒にやることもあるし、向こうが掃くときはうちの前もやってくれることもあります。
人が困っているようならなんとかしてあげたい。
そんな気持ちが町全体にあるのです。そうなると自然と「気配り」ができたり「声かけ」にもなっているということですね。
例えばお年寄りがサンダルを履いていたら「サンダルは気をつけてくださいよ」と一声かけるし、子ども達が道ばたで遊んでいると「そこで遊んでいたら車にひかれるよ」なんて声をかけるのです。
「うるさい」「おせっかい」と思われても、言われた人がどこかで「そうかもしれないな」と思って気をつけてくれればいいのです。
余計なことかどうかは相手が決めることですから、相手が気にしている気にしていないは関係なく、まずは気配りができる人になることが大切です。
これは恋愛にもとても大切なのではないでしょうか。相手にどうとられるかわからないから、話しづらいということもあるでしょう。
あまりにもきついことは言ってはいけませんが、言わなくてはいけないときはオブラートに包んだように話すとか、やはり相手にどう思われようと話さなければいけないときがあります。
また、押さえが聞かずについ言葉のほうが先走ってしまうこともあるでしょう。
それは、言うなれば心の声ですから、仮に相手とつきあうようになって、いろいろなことを話して打ち解けるようになったら、そういった本音の部分も随所に出てくることでしょう。
自然と思ったことが言えるような間柄がいいですし、本人の心の声というのは随所に出てくるものです。
話がそれましたが、声かけにしても相手のことを本当に思っていたら、こんなこと言ったらどう思われるかなんて考えている余裕はないでしょう。
言ってみれば、こっくり考えて人間関係をよくしようという目的でする心配りではないでしょう。そういった駆け引きではなく、相手のことを思ってついつい言葉が出てくるといったことが大事なのです。
それが結果的に良い人間関係を作ることになりますし、良い恋愛関係になることは間違いないでしょう。
つきあいのある相手ならもう少しデリケートに対処しなくてはいけないのかもしれません。
相手のことを知っていれば、言ってもいいことと悪いことの判断も簡単につくからです。
それこそ、ゆっくり余裕をもって、相手にとって一番適切な心配りができるものでしょう。
相手に変わってその場の状況を読むのも心配りと言えるでしょう。
見栄や気取りを捨てて本音で接すること
本音で接するには、言葉を上手く使うことが大切です。
日本語は一つの言葉にいろいろな意味があるのです。
たとえば、人の間をかきわけて通るときなど「ごめんなさい」ということがあります。
傍から見ていたら、「何か悪いことでもしたの?」というような目で見られることもあるかもしれません。実際にそのように思う人は若い人が多いでしょう。若い人たちの多くは「言葉のあや」などがわからないときもあるのです。
人に意見するときは、こんな言葉のあやでやんわりと言ってあげられるようになれば、人間関係もスムーズにいくことでしょう。
目の前に道一杯に広がってゆっくり歩いているわかい人たちがいたとします。「そこどいて」といったら避けてもくれるでしょうけど、何か命令口調で違和感を感じる人もいるでしょう。そこを「ごめんなさい」といって通ると言われたほうも悪い気はしないはずです。
このように言葉は使いようなのです。同じニュアンスの意味であっても、言い方一つで相手を不快にさせることもあれば、相手を納得させることもできるのです。道をゆずってくれるのですから、敬意の一つも払ったほうがいいということですね。
こういったことは恋愛にも大いに使えることでしょう。
そのためには日本語を勉強したほうがいいのはもちろんですが、手っ取り早いのはやはり本を読むことでしょう。
こういのは急に読んでもだめですから、日頃から本を読む習慣をつけていれば、いざというときにいろいろな言葉が出てきて、どの言葉を使ったらいいのか反対に悩むこともあるかもしれません。
「漫才も落語も本当の話でないと笑えない」という格言にも似た言葉があります。
日常的にありがちな話題だからこそ笑えるのであって、荒唐無稽すぎたらびっくりするくらいしかできません。
本音でやらないと、本当にありがちな言葉ではないと人には通じないのです。
見栄や気取りではなくて、少々うるさく思われても、おせっかいと言われようとどう思われようと、どうしたいかを伝えることです。
もちろん、意中の相手にはオブラートに包んだ言い方にしてくださいね。