「俺は結構イケメンなんだけど、なぜかモテない」と嘆いている男性もいるのではないでしょうか。もちろん、『俺はイケメンだ』と表だって言う人は少ないでしょうが、心の奥底では『意外とルックス悪くないのに…。女性が見る目がないんだ』と思っているものです。
“イケメン”はモテる要素の一つである事は間違いありません。一目惚れは間違いなくルックスが重要視されます。ただ、裏を返せば“イケメン”はモテる要素の一つにしか過ぎない、ということです。
モテる男性の条件は、顔、スタイル、性格、年収、面白さ、真面目さ、などいろいろあります。どれを重視するかは女性によって異なりますが、あるアンケートによると、女性が恋人に求める条件として、ルックスを挙げる人は全体の5％に過ぎない、という結果も出ています。
ちなみに、性格の良さは45％近くあります。つまりイケメンでも性格が悪ければモテない、ということになります。
イケメンでもモテない、そんな人は必ず原因があります。決して『女性の側が見る目がない』ということではありません。
まずイケメンでもモテない理由にはルックスがあります。
勘違いしてはいけないのは、イケメン＝ルックスが良い、というわけではないのです。ルックスはヘアスタイル、清潔感、ファッションなどをすべて含めたものになります。顔がカッコ良くても、ダサイ服装、髪はボサボサ、汚い無精ヒゲではルックスは最悪です。つまり、『あの人、顔は悪くないのにダサイ』と言われるのです。
そしてイケメンがモテない最大の理由は性格です。たとえオシャレで清潔感があるルックスが最高の男性でも、性格が最悪ならモテません。
よく「イケメンは性格が悪い」と言われますが、これもあながち間違いではないようです。
イケメンはやっぱりモテます。特に学生時代などは、イケメンなのに彼女がいない、なんてことはまずありません。
そのため、おそらく周囲の女性から告白されたり、チヤホヤされてきたことでしょう。自分勝手に生きてきてもチヤホヤされるのですから、それはある意味仕方がない事でしょう。
特に人間が出来ていない時代に、周りからチヤホヤされたら、「俺は他の奴とは違う。何もしなくてもモテる」と思ってしまうのも当然でしょう。たとえ話が面白くなくても、女性は一緒にいるだけで嬉しいのです。
その一方でイケメンではない男性は、女性にモテるためにはどうしたらいいのか、人を思いやる気持ち、人間としての器が知らない間に磨かれてくるのです。30代を超えた頃には人の気持ちがわかる大人の男になっています。その頃になると、女性もルックスだけで男性を判断しなくなるので、性格が良い男性の方がイケメンよりもモテるでしょう。
『俺はイケメンなのに、なぜモテない』と思っている時点ですでにアウトです。自分をイケメンだと思っている時点で、女性に対して上から目線になってしまいがちです。
最近話題になった“壁ドン”や“頭ポンポン”などは『イケメンだから許される』などと言われます。確かに、少女マンガの世界のイケメンだからこそ許されること、もしくはテレビドラマに出てくるようなイケメン俳優だから許されることです。現実では30代くらいになればイケメンでも許されません。
そして、自分をイケメンだと思っていると、どうしても女性に対する理想が高くなってしまいます。学生時代は、可愛い子を彼女にできたのでしょうが、いつまでもその理想があると、出会った女性に対して『俺とは釣り合わない』と思ってしまいます。
イケメン（自称）なのにモテない、と嘆いている男性がモテるためには、まずは“イケメン”ということよりも“モテない”ということを自覚することです。 “イケメン”はモテるための重要な要素の一つです。仮に、性格が同じだとしたら、ブサイクな男性よりもイケメンの方がモテるはずです。それなのに、ルックスが良くない男性に彼女がいるもしくは結婚していて、イケメンは彼女すらできないということは、何か大きな問題があるのでは、と思わなければいけないでしょう。
まずは“自分はイケメンだ”という考えを捨てましょう。実際に30歳を過ぎているなら、すでにシワやシミ、白髪なども出てきているでしょうから、若い頃に比べればイケメンではなくなっています。
あくまで“かつてイケメン”で“かつてモテていた”だけであり、今は単なるモテないオジサンになってきているのです。その考えを脱却できれば、おそらく女性に対しても上から目線になる事は少ないでしょう。
そして、どんな人でも、“１人の女性”として対等に接しましょう。また、ファッション、コミュニケーション能力、仕事、女性に優しくするなど、モテる男性の条件を勉強することです。
元イケメンがモテるための努力をすれば、鬼に金棒です。ファッションセンスを磨けば、ますますルックスは良くなるでしょうし、その上性格も良ければ間違いなくモテます。
20代の綺麗な女性を落とすことだって不可能ではありません。
なかなか“自分がイケメンだ”ということから脱却できない方は、荒療治として質の高い若い女性とデートしてみるのもいいでしょう。
容姿端麗・才色兼備の女性とデートすれば、たいていの男性は自分では釣り合わない、と思ってしまうでしょう。そういう気持ちになれば、おそらくその女性に好かれるためにいろいろな努力をするはずです。それにより、知らないうちに内面も良くなっていくかもしれません。
