好きだけどどうしようもないこともある

好き同士のカップルなのに別れてしまうことがあるのです。
どうして?と聞かれてもそれは恋人同士でなければわからないでしょう。
それまでの楽しい思い出やお互いが好きであるということが、たった一つの許せないことで別れてしまうことがあるのです。

好きでも別れてしまうの?

たった一つの許せないことで、それまでの2人の関係に終止符が打たれることがあるのです。
にわかには信じられないことですが、誰にでも許しがたいこと、我慢できないことはあるものです。
パートナーのことが好きで好きでたまらなくて、出会いから告白のチャンスを待っていたことでしょう。
そして、ついに愛の告白をしてそれから2人の恋人としての付き合いが始まったのです。
最初はパートナーのことを何でも受け入れたことだと思います。
ちょっとした違和感を感じても、それは2人がそれまで違った生活習慣や価値観の違いの中で生きてきたからと思って許容することもあったのですが、それも2人がつきあっていくうえで容易に解決できる問題だったのです。
こうして、考えてみるとつきあい始めの恋愛初期というものはちょっとしたことでも目をつぶって済ませることができるような寛容さがあると考えていいでしょう。
つきあっていくうえで多少の違和感があってもパートナーのことが好きという気持ちがそれを相殺させてくれているのは間違いないですね。
そのようなちょっとした、違和感というものがあっても、2人の愛はどんどん深まっていくことでしょう。

しかし、恋愛している期間が長くなるにつれて、今まで全く気にならなかったことがじわじわと2人の間に浮き上がってくるのです。
もちろん気になっていたことで、最初の頃に指摘しておけばいくらでも改善の余地もあったことでしょう。
何しろお互いのことが好きで好きでたまらないのですから、多少の違和感があってもパートナーの言うことを100%許容する時期だったのですから、何でも言い合えたはずなのです。
しかし、時が経ってしまうと、そういった違和感を後回しにしてきたことがどんどん2人の中でクローズアップされてくるのです。例えば食事中の音が気になるというのもそうでしょう。
それはこれから結婚したとすると何十年も気になる食事中の音を聞き続けなければいけないのです。
それ以外は申し分ないパートナーなのに、その一点だけがどうしても気になってしまって別れてしまうということもあるのが恋愛ということですね。

譲れないものがある

最初に嫌だと思ったことは、思ったそのときに解決しておかないと後で耐え難いものになることがあるのです。
しかし、出会いから紆余曲折の中でお互いを好きになって、2人の愛を育んで行く段階においては、パートナーのちょっとした気になることにはついつい目をつぶってしまうことがあるものです。
多少の気になることがあっても、それ以上に好きになっているのですから、それは当然のことと言ってもいいでしょう。
そういった中で恋愛期間がずっと続いていくとしたらどうでしょうか。
最初は気になっていても、それでもパートナーのことが好きだから見てみぬふりや、妥協できること、我慢できることだと思って、気にしないようにしていたこともあったのではないでしょうか。しかし、気にしないようにしていたことでも、次第に気になるようになってくるものです。
それはパートナーのことが嫌いになったという事ではなく、2人の関係が落ち着いてきたと考えてもいいでしょう。

むしろパートナーのことが良く見えるようになったと思うことで、2人の関係もある意味円熟の境地に達したといえるのかもしれません。
しかし、そうはいっても良いことばかりではないこともあるのです。
最初の頃でしたら「それは嫌だからやめて欲しい」という一言が言えたかもしれないし、お互いの価値観が違うのだから、このくらいは我慢できる…気にしないでおこうと思うことがあるのです。また、それが習慣から来ているものでしたら、思っていてもなかなか言えないものです。
だからといってずっとこのまま我慢し続けるのかというと、そうでもないジレンマがあります。
これからずっと一緒に過ごしていくのでしたら、常に見なくてはいけないパートナーの悪癖ですから、我慢できない部分もでてくることもあるのです。
他のことはすべて好きなのに、そのことだけはどうしても気になって仕方なく、それを指摘することで、別れてしまうこともあります。

別れてしまった後で後悔してしまうこともあるでしょう。
そんなことが多くの恋愛関係にあるカップルの間で繰り返されていることかもしれません。
許せることと許せないことがあるのはどのようなカップルでもあるのでしょう。
それぞれのことについて膝をつき合わせてゆったりとした気持ちで話し合うことができればいいのですが、反対に売り言葉に買い言葉になって言い合いとなって収拾がつかなくなることもあります。
どうしても自分には許せないこと、そして譲れないものがあるというのであれば、後で後悔することがあったとしても別れてしまうのは仕方のないことかもしれません。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2018.07.11

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