コミュニケーションが大事

話すことだけがコミュニケーションじゃない…と言ったら信じられるでしょうか。
しぐさや表情だけでも自分の気持ちを伝えることができるんです。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆様も是非参考にしていただければと思います。

相手の話を上手に引き出す

自己開示(自分自身についての情報を他者に言葉で正しく伝えること)を引き出しやすい人のことをオープナーと呼びます。
次のような特徴を持っている人はオープナーの傾向の高い人とされています。
①打ち明け話をされることが多い。
②聞き上手と言われる。
③自分といると相手はくつろいだ気分になるようだ。
④人の話を聞くのが好き。
⑤相手に「今何を考えていたの?」と聞くことがある。
オープナーには缶切りや栓抜きといった意味もありますが、この特徴を持った人は他の人の心をごく自然に開くことができるのです。
つまり、話しやすい人ですから、他の人から自己開示される場面が増えるのです。
これは意中の相手、あるいは恋愛関係にある相手に対してとても有効ですね。
オープナーと見なされると、自分から話さなくても、相手のほうから声をかけてくれるのです。
例えば、道を尋ねられたり、相談されたりすることが多くなるのです。
話し下手な人でも、先述したオープナーの傾向を意識的に自分の行動として心がけると、聞き上手になるでしょう。そうなることで意中の相手とコミュニケーションも取りやすいですし、なによりにまず人づきあいが上手になるのです。

話しやすい雰囲気をつくるしぐさと表情

オープナー傾向の高い人は、話をするとき、次のようなしぐさや表情をたくさん見せます。
①オープンな姿勢をとります。例えば手足を軽く叩いたり、身体を相手に向けたり、身体全体がリラックスしています。
②相手と目をしっかり合わせて話します。そうすることで、好意と親密さ、さらには熱意と誠実さが伝わるのです。
③話を聞いているときには、肯定する表情(おだやかで好意的な表情、笑顔など)をします。このような表情には報酬の意味(喜んで聞いているとか、親身になっているなど)があるので、その相手は「もっと話してみよう」という気持ちになるのです。
④会話の中で相手の話に興味や理解を示す応答を頻繁にします。例えば、言葉による反応(質問をたくさんする、相手の話を整理するなど)が多くなるでしょう。また、バックチャンネルコミュニケーション(「ええ」「ふんふん」「なるほど」などのうなずき、相槌)を多くするのです。
この4つのことを守ることで、誰でもオープナーになれることでしょう。
話しやすい雰囲気が生まれれば、気になる相手が積極的に話してくれるので、話し下手であっても気まずい思いをしなくて済むことになるのです。

同調することが大切

「同調ダンス」という言葉があります。何やら面白い言葉ですが、話をするとき、ダンスを踊るかのように相手と歩調を合わせる、つまり同調するのです。
シンクロニー(同一性や同調性のことで、シンクロナイズドスイミングに使われているのと類似の言葉)の一つです。
ビデオ分析によると、意気投合して話しているときには、うなずいたり、微笑んだり、手足を動かしたりする2人の動作が一致していることがわかっているのです。
また、初めて会った相手の話し方やしぐさ、表情、癖などを意図的に真似して話すと、真似した人はその相手から好意を持たれやすいということがわかったのです。
同調ダンスというのは、会話の相手に対する思いやりや好意の意味にもなります。
話し下手は無理に話そうとしないで、会話のダンスを踊るような気持ちで、相手に合わせてうなずいたり、目を合わせたり、微笑んだり、手や足を動かしたりしたらどうでしょうか。
会話というものは十人十色です。自分のスタイルで話すのではなく、相手に合わせて同調ダンスが踊れるようになると、話部下手でも人づきあいがうまくなるのです。

まとめ

しぐさと表情だけでコミュニケーション力が付くということですが、まずは聞き上手になるということですね。
これはもともと持って生まれたものもあれば、自らこういった力を持つこともできます。
それにはなによりも、自分の気持ちを穏やかに持つことが大切ですが、もともと話が苦手という人は人の話を聞く能力に長けている人が多いのです。
というよりも余計な口を挟まないから、人が話を持ってくるということもあるのではないでしょうか。
そういった素質がある人は、自分が思っている以上にコミュニケーション能力が高いのです。

だからこそ、意中の相手とも知らず知らずのうちに近づいていくことができるでしょう。もちろん告白するときは口べたであっても話が苦手であっても頑張って告白しなくてはいけません。
しかし、コミュニケーション能力が知らず知らずのうちについている、あるいは持って生まれたものがあるので、それほど苦労することはないはずです。
そのためにもしぐさや表情などで感情表現するようにしなくてはいけません。
それについてもすでにそういった能力があるので、それほど頑張る必要もないかもしれません。

Author: 桑折哲朗
『TEAM THE 徹底攻略KC』代表。 交際クラブ(デートクラブ)で遊んで早や何十年の業界の生き字引。愛猫が癒し。 交際クラブ黎明期から業界の変遷を目にしてきている。
投稿日:2018.06.15

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