今は若い人でもある程度年齢の進んだ人でも夢中になっているものといえば SNS です。
自分のプライベートを他の人にも披露するようなものでもありますが、コミュニケーションツールとして世界中の人たちが利用しています。
芸能人が使用することから一般の人達にもかなりの速さで広まりましたが、 SNSを利用していないというだけで今では変わった人のように見られるそんな時代です。男性も女性も利用しますが、どちらかと言うと人からの共感を得ることに快感を覚える性質がある女性の方が SNS にはまりやすいようです。
客観的に見て SNS 依存症になっていたり、中毒症になっているような女性が多くなってきたと言われていますが、本人たちは自覚がないので周りにいる友人や恋人、家族も手を焼いている場合が多いようです。
果たしてこの SNS 依存症はどんな問題点を引き起こすのでしょうか。今回は巷でも多くなってきた SNS 依存症の女性たちから見える問題点について、いくつかご紹介したいと思います。是非参考にしてみてください。
1、見栄が生活基準を壊す
多くの女性達が SNS にのめり込む理由としては、たくさんの人からいいねが欲しいと言う感情が関係しています。
女性は他の人から認められ、どちらかというと羨ましがられるような存在になりたいと言う願望がとても強いものですが、自分の投稿した写真やコメントにたくさんの人たちがいいねを押してくれると、自分が多くの人から注目されているような擬似感覚に陥ります。
たくさんのいいねがあると、その期待に応えなければならないと、勝手に思い込んでしまい、ますます SNS にのめり込んでしまうというサイクルです。
その為、たくさんのいいねと言ってもらえる写真をとらなければならないという思いから、自分の生活基準よりも上の生活基準を目指そうとします。例えば、ランチで1000円以上のところには普段は行かないのに、 SNS に載せるためにホテルのランチに行ったり、今月は金欠だけどおしゃれは欠かせないということで凝ったネイルをしてみたり、有名ブランドの服を買いに行ったり、家の中のインテリアを揃えたり、本当は動物になんて興味はないけどいいねをくれる人が増えるからという理由で可愛い犬を買ったなどの話もよく聞きます。
当然こうなってくると自分の普段の生活基準とはかなり違いますから、お金も足りなくなりますし、そのうち借金をしてしまうような生活になります。
それでも良い生活を SNS に載せなければならないと言う強迫観念に駆られている SNS 依存症の女性は、とどまるところを知らずどんどんとはまっていくのです。
その頃には自分自身の生活基準も壊れていますし、家族も巻き込まれているかもしれません。心の奥底には見栄を張りたいとか、羨ましいと多くの人に思ってもらえるような生活をしたいという感情があるのかもしれませんが、自分の持っている以上のものをただ SNS に載せるという理由だけのために手に入れようとするのは、あまりにも悲惨な結果を招きかねません。
2、親しい人との関係を壊す
男女がカフェやレストランでデートをしている様子をご覧になったことがある方も多いことでしょう。最近よく見る光景の中に、彼氏との会話を楽しむというよりも、出てくる料理やケーキなどを一生懸命写真に撮って携帯をずっと触っている女の子の姿があります。
自分の好きな人とデートしている時でさえ、 SNS に載せるからということで彼氏との会話を遮って、写真を撮っているそんな光景が目に浮かびます。
二人共 SNS に夢中になっているということなら特に問題ないのかもしれませんが、ほとんどは女の子だけが SNS に夢中ということが多く、 デート中に写真を撮っていたり、 SNS をチェックしている女の子たちを冷めた目で見ている彼氏たちは少なくありません。
もちろん自分の好きな子が夢中になっているものですから、男の子達もやめろとは言わないと思いますが、あまりいい気がしていないのは確かです。自分とデートしているときにしなくてもいいじゃないか、と思うのは当然ですし、自分と話すことよりも SNS の方が大事なのか、と感じるのも当然のことです。
その思いを知ってか知らずか SNS 依存症の女の子達は彼氏とデートしている時でさえ、 SNS の格好のネタを取り逃がすまいと必死になってしまうのです。
彼氏と一緒にディズニーランドに来ていますとか、おしゃれなカフェに来ていますとか、二人でペアリングを選びましたとか、お誕生日に貰ったケーキですとか、たくさんの女の子達からいいねをもらえるネタが満載のデート。
でも本当に大切なのは見ず知らずの人達からのいいねではなく、目の前にいる大切な彼氏の気持ちを知ることなのではないでしょうか。
これでは何のためにデートしているのかわからなくなってしまいます。このままでは彼氏の気持ちも離れていってしまいますし、別れを切り出されるのも、そう先の事ではないでしょう。
まとめ
ここまでで、 SNSにのめり込む女性が増えている現代、見えてくる問題点についていくつかご紹介しました。
見栄を張りたいという感情から自分の生活基準を壊してしまうこと、また親しい人との関係を壊してしまう原因になりかねないことをご紹介しましたが、心当たりがあった方も多いのではないでしょうか。
身近にこのような女性がおられるでしょうか?本人は自覚がないことなので闇雲に注意しても治るものではありませんし、聞き入れてくれるとも限りませんが時間をかけて SNS に夢中になることの害について説明することは必要なことなのかもしれません。