女性と付き合う際に重要なのは、彼女が何を求めているのかを察してあげることです。つまらなそうにしているときは会話やデートを早めに切り上げる、デート中に彼女が何かを運搬する際には言われる前に手伝ってあげるなど、女性は「言わなくても察してほしい」と考えるところがあるので、モテたければそれらの配慮はできるようにならないといけません。
しかし男性の中には「はっきり言ってくれないとわからないよ」という人もいるでしょう。確かに言わなくても全部やれというのは無茶ですが、相手のことを思って行動するその姿勢が重要なのです。本記事では察してほしい女性たちの心情、言動からわかるサインについて解説いたします。
女性はなぜ察することを求めるのか
マッチングアプリや交際クラブに出入りしている女性のすべてがそうだとは言いませんが、「言わなくてもやってほしい」「こちらの気持ちを察してほしい」と考える女性は決して少なくありません。なぜ彼女らはやってほしいことを言葉にしないのかというと、誰かの力を借りるということに心理的な抵抗を覚えているからです。図々しい人だとは思われたくない、誰かをこき使うようなことはしたくない、人に借りを作りたくないなど人によって事情は異なりますが、物を頼むという行為を、女性らは男性が考える以上に重く捉えているのです。
それは女性同士の関係性の構築、維持が、男性同士の関係よりもシビアであることに起因します。変に目立ったり、気遣いができなかったりする女性は、女性集団から追い出されてしまうことも珍しくありません。互いが互いを尊重し、特に頼まなくても「手伝うよ」と言い合える、そういう空気感の中で生きている女性は多く、そのような女性は男性にも察することを求めるようになります。
嫌なことを嫌とはっきり言うと角が立つ
女性が察してほしいと考えるのは頼み事ばかりではありません。何か嫌なことがあったとき、やめてほしいことがあるときにも女性はそれを態度で示そうとします。言葉ではっきり「それは嫌だからやめて」と伝える女性は少数派で、大体は何か不満があっても不満があるとは口にしないのです。
その理由は第一に、嫌なことを嫌だとはっきり言ってしまうと角が立つから、喧嘩になってしまう可能性があるからです。女性は男性に力では敵わないわけで、喧嘩になることは極力避けなければなりません。つまり女性が嫌だとはっきり口にしないのは、自分の身を守るためでもあるのです。
女性集団の中にいる場合、自分の機嫌が悪くなると、周囲の女性たちがそれを鋭敏に察知して、作業や遊びを中断するなど対処をしてくれます。これはお互いに察し合う関係性を構築しているからこそできる芸当なのですが、察してほしい女性たちはそのような気遣いを男性も普段から仲間内でやっているものと勘違いしています。これも女性が不満を明言しない理由の1つだと言えるでしょう。
女性が察してほしいと考えているときのサインとは
男性からすると、女性の態度の変化を見逃さず対処するというのは難しいことのように思われるかもしれません。しかし彼女らは割と気持ちに正直で、たとえば食事デート中に機嫌が悪くなった場合は単に料理が気に食わないとか、ダイエット中なのに甘いものを食わすなとか、気に入らない出来事がその直前に起こっているケースが多いです。
女性の発するサインをいくつか見ていきましょう。
①相槌が適当
話がつまらない、興味がない、周りに会話を聞かれていることに気づいてほしい。
②足取りが重い
体調が悪い、歩きたくない、疲れている、疲れるようなデート内容に腹を立てている。
③押し黙る
男性の発言や行動が気に食わない、何が悪かったのか自分で考えてほしい。
④1人で黙々と作業(家事など)をする。
こちらから言わずとも作業を手伝ってほしい、せめてお礼くらいは言ってほしい。
男性も女性の態度が変化すると「もしかして○○が駄目だったのかな？」とは考えるはずで、その予想は大体あっています。言われる前に謝るとか、手伝うとか、そういうことを普通にできるようになると、女性との関係は長続きするのです。
何かあったら言ってねと伝えておく
察することが重要であるとはいえ、では女性の心情を100％読み取って行動できるかというと、エスパーでもない限りそれは無理でしょう。女性同士であってもわからないことは多々あるわけで、充分に気が回らないことも当然あります。
ですから女性とデートをしたり、交際をしたりするときには「自分は不器用だから何か嫌なことがあったら言ってね」「嫌な気持ちのままでいてほしくないから」と相手に伝えておきましょう。それでも女性が自身の気持ちを正直に、すべて打ち明けてくれることはないのですが、何か嫌なことがあったら言ってもいいんだという空気感を作っておくことが重要なのです。
そうすればさほど大きくない事柄に関しては、彼女も不満を表明してくれるようになるでしょう。小さなすれ違いが積み重なって破局、みたいなことにはなりにくいのです。
まとめ
女性が「察してほしい」と考えるのは、誰かの力を借りることに抵抗を覚えていたり、相手と喧嘩になるのを避けたいと考えていたりするからです。女性は女性集団の中にいるうちは、互いに互いを気遣い、察し合うということを普通にやっていて、男性も当然それくらいはできるだろうと考えています。
ところが男性側はそういう世界観に生きていないので、察してよと言われると戸惑ってしまいます。女性のサインはそれほど複雑なものでもないので、よく観察し、何か嫌なことがあったら言ってと伝えておくことで、関係はより長続きするようになるでしょう。
