交際期間が長くなってきたカップルの場合、結婚に向けて本格的に準備を進めるために同棲を始める場合が多いかもしれません。
男性の方から「そろそろ一緒に住もうか」と言われた時に嬉しく感じる女性と、戸惑ってしまう女性が多いようです。
本格的な結婚に向けて準備を進めたいカップルにとって同棲することにはたくさんのメリットがあります。
一番のメリットはお金を節約できることでしょう。それぞれが一人暮らしをしているのであれば家賃を節約することができますし、光熱費を半分程度に抑えることもできるでしょう。
結婚式を挙げるにもお金がかかりますし、新しく生活を始めるためにもお金は必要になってきますから短時間で必要な経費を貯金したいと思っているカップルにとっては同棲生活は実際的な知恵かもしれません。
しかしメリットばかりではなく当然デメリットもあります。 今回は同棲生活を始めるにあたっての心構えをいくつかご紹介したいと思います。
これまで一人暮らしをしていた人や実家暮らしをしていたのであれば一人の時間を持つことができたはずですが同棲生活を始めると一人の時間が圧倒的に少なくなることを覚えておかなければいけません。
家暮らしの場合は自分の部屋があり仕事から帰ってきた後も自分の部屋で時間を過ごすことができたかもしれません。
当然一人暮らしの場合は仕事から帰ってきた後も一人ですから自分で好きなように生活ができたわけです。
しかし同棲生活が始まると相手のペースに合わせて生活をすることが求められるかもしれません。
食事をする時間も起床する時間も相手に合わせて行う必要があるでしょう。また就寝の時間も相手の仕事や生活スタイルに合わせて変える必要があるかもしれません。大好きな人といつも一緒にいることができるのは嬉しいことではありますが、時より自分一人の時間が恋しくなることを覚悟しておかなければいけません。
人によっては同棲生活が始まった時に一人の時間が恋しくなる自分を客観的に見て、「 自分は同棲生活に向いていない」と判断してしまう人も多いようですが、時間が経つにつれて慣れてくる部分も多いようですから早急に判断する必要はないでしょう。
交際をしている時には相手の短所がいくらか見えるかもしれませんが、同棲生活が始まると短所だけではなく汚いところも見えてしまうようになります。
例えばトイレの使い方などは代表的な例でしょう。トイレを使った後に蓋を閉める習慣になっている人もいれば、そのままの状態で出てくる人もいます。
相手がトイレを使った後汚れていることもあるかもしれませんが、それらも全て含めて受け入れる覚悟が必要なのです。
また相手の洗濯物を洗ったり干すことがあるかもしれませんので、これまでには気づかなかった相手の部分を見るようになるのです。
改めて好きになる部分も出てくるかもしれませんが、それと同時に幻滅してしまう部分が出てくることも覚えておきましょう。
同棲生活が始まるといつかは喧嘩するでしょう。努力ほど仲がいいカップルであったとしても人間同士ですから喧嘩する日が来るはずです。
交際中であれば喧嘩したとしてもお互いそれぞれの家に帰り、頭を冷やすことができるかもしれませんが同棲生活の場合はそのようには行きません。
お互い同じ家に帰ることになり同じ部屋で就寝しなければいけません。喧嘩したとしても同じベッドで寝なければいけませんから、その時の雰囲気は最悪かもしれませんがそれも乗り越えて行かなければならないのです。
喧嘩した時に自分の実家に帰ることにしている人も多いようですが、それが習慣になってしまうと結婚生活が始まっても問題が起きると自分の親に頼ってしまうようになるかもしれません。
実家に帰ること自体が悪いことではありませんが、良い時も悪い時もパートナーと一緒に時間を過ごすことによって絆が深まる部分もあるのです。
同棲生活が始まるといつも交際相手と一緒にいるのでデートをする頻度が少なくなる傾向があるようです。休日に食事に行ったり買い物に行くことがあるかもしれませんが、交際期間中のような新鮮味を感じることはないかもしれません。
あくまでも実生活の延長上の行為として感じてしまうことが多いでしょう。それを寂しく思ってしまう女性も多いようですが結婚生活が始まると、そのような関係性になってしまうわけですから事前の準備段階として受け入れておくと良いかもしれません。
また同棲生活の時に新鮮味を保つ方法をカップル同士で話し合っておくのも良いでしょう。結婚して子供ができたとしても夫婦同士で新鮮さを保つ方法を確立しておけば結婚生活が長くなってもお互いの愛情を覚ますことなく幸福な生活を送ることができるかもしれません。
このように考えてみても結婚前の同棲生活にはメリットがたくさんありますがそれに伴いデメリットもあるのが事実です。
同棲生活を成功させて結婚に向けて準備を進めていくことができるように、今回の情報を参考にしてくださいね。