お金の繋がりと思っていた…パパになったその後の私

そんな女性とデートですから、もうドキドキが止まりません。
しかも、ただ綺麗なだけでなく、とても明るくて気さくで、それでいて翻訳の仕事をしたいという夢を持っている素敵な女性でした。
いろいろな国も言葉を学びたいけど、スクールに通うお金が足りない、今の仕事だけでは無理、ということで交際クラブ・デートクラブに登録したみたいでした。
しかも私が初めての相手だったそうです。
容姿端麗、そして夢を持っている素敵な若い女性に人間として、一人の大人の男として応援したいな、と思い始めました。もちろん、本心はデートがとても楽しいからなのですが。

それから2週に1回くらいのペースで、お小遣いをあげてのデートを重ねていました。
まぁ、俗に言うところの“パパ”としての付き合いですね。
それからというもの、彼女とのデートがとても楽しみになり、『結婚できなくても幸せだ』と思うようになり、毎日がとても楽しくなってきました。もちろん、お金の繋がり、割り切ったお付き合い、という覚悟はあったので、それ以上を求めることはもちろんありません。
ただただ、その女性を応援したい一心、もちろん本心はデートがとても楽しいからです。
一緒にいるだけでとても安心できますし、会話もとても楽しい、彼女もとても楽しそうにしてくれるので、私のことをそんなに悪く思っていないんじゃないかな、と思っていました。
時には『もしかして俺に惚れてるんじゃないの？』なんて思ったりもしましたが、そこは“あり得ない”としっかり自分を抑え込んでいました。あくまで“パパ”としては好きになってくれているだろうな、と。

1年近く、パパとしてお付き合いしてきました。
ある日、いつものように帰り際に『はい。いつもと同じ額だけど…。今日も楽しかったよ、ありがとう』といってお金を渡そうとしたら、彼女が『もうお金はいらない』と言い出したんです。
一瞬、えっ！？と思いましたが、すぐに私も悟りました。
お金はいらない、ということはパパとしての契約も打ち切り、結婚でもするのかな、彼氏でもできたのかな、と。
確かに、最近会話の中で“結婚”という言葉や“幸せになりたいな”なんて話が出ていましたから、そういうことだと思ったんです。
きっと、彼女にとっては幸せなことがあるんだな、と察したので、素直に『そか。わかった。今までありがとう。だけど今日の分は受け取って』と、納得しました。

ですが、彼女は『違う！そうじゃないの！勘違いしないで』と怒り出したんです。
あまりこれまで怒ったことがなかったので、ちょっとビックリして戸惑っていると、『“パパ”は終わり。お小遣いもいらない』と。もちろん私のそうだと思っていたので、『うん。わかってるよ。これっきりにするから』というと、また怒り出したんです。
『そうじゃなくて…』と困った顔をしたんです。そこで私が思ったのは、“お小遣いの額を上げてほしいってことか”と。
そうしたら、『これからは本気で○○さんとお付き合いしたいです』と言ってきたんです。すぐには事態が飲みこめなかったのですが、すぐのその女性も『私じゃ駄目ですか？恋人になってもらえませんか』と告白してきたんです。
その後、冷静になって話をすると、最初はお小遣い目的でデートしていたけど、デートを重ねるうちにどんどん私のことを好きになってきた、ということでした。数ヶ月前から、お金をもらうことも嫌になってきて、使わずに取っておいた、とのことです。
『もらったお小遣いを使ってしまったら、やっぱり“お金だけの関係”にしかならない、と思って』ということですから、なんて私は本当に素敵な女性と出会ったんだろう、と幸せに思いました。

デートクラブは疑似恋愛と思っていたんですが、まさか出会った女性、こんなに素敵な女性が自分のことを好きになってくれるなんて思ってもいませんでした。
その後、私は渡した数ヶ月分のお小遣いは、結婚資金としてためていくことにしました。
そうです、諦めていた結婚がこんな形で実現することになったんです。

高収入で、若い女性と出会ってデートがしたいと思っている男性は、交際クラブ・デートクラブに入会することをおすすめします。
結婚を諦めて、若い女性のパパになれたらいいなと思っていた私でしたが、理想の女性と結婚することが出来たのは交際クラブ・デートクラブのおかげです。